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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

症例紹介 在宅医療2021/04/26

【統合失調症の在宅症例】 

在宅医療症例紹介 Vol.3

■患者情報

69歳 女性

■家族構成

長女と二人暮らし。長女も精神疾患あり

■現病歴

平成18年に実母がなくなった際に家族観で相続争いがあり、それを契機に幻聴・妄想が見られるようになった。

統合失調症を診断され精神病院受診。その後通院を続けていた。

副作用があったため、内服薬を調整しながら現在の内服薬に落ち着いた。

現在も精神病院へ娘と一緒に通院中だが、気分低下などがあり通院できないことがあるため当院へ在宅診療依頼。

在宅での経過

ちくさ病院の介入後、間もないが信頼関係は良好。未治療期間はほとんどなく服薬によるコントロールは良好。 自分が統合失調症だという病識があり診療に対する抵抗はない。

■ちくさ病院医師からのメッセージ   総合内科医 近藤千種 

精神疾患の方への在宅での介入は、抗精神病薬などの服用によるコントロールが基本となります。コントロールが上手くいく条件としては、未治療期間が短く、被毒妄想などがなく内服をしてくれること、そして家族のサポートが得られる状況が理想となります。

反対に、独居、未治療期間が長く、被毒妄想のある統合失調症患者への在宅での介入のケースでは、まずは診察に至るまでに信頼関係の構築が必要となり、非常に長い時間を要するケースが多いです。実際にちくさ病院が介入した当該ケースでは半年間の介入で診察が2回しかできなかった事例もあります。