コラム2023/10/17
痛風の基本知識!尿酸と痛風の関係
痛風とは、尿酸という物質が体内で過剰になって関節に結晶化し、炎症を引き起こす病気です。痛風の痛みは結晶のかたまりが関節にたまり、発作を引き起こします。この症状は「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2~3日ほど歩けないほどの激痛が続きます。
その後、痛みは徐々に落ち着いてきますが、何もせず放置していると、「痛風発作」を繰り返し、病態は悪化していきます。
高尿酸血症
尿酸値が増えると尿酸が結晶化しやすくなり、痛風のリスクが高まります。
血液中の尿酸が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。
痛風の痛み
尿酸結晶が関節にたまると、痛風発作が起こります。
これにより、耐えがたいほどの痛みと腫れが生じます。痛風発作は数日から1週間で収まります。
合併症
高尿酸血症は他の生活習慣病と関連し、動脈硬化や重大な疾患のリスクを高めます。
尿酸の結晶が尿路に詰まると尿路結石、腎臓に沈着すると腎臓障害を引き起こすことがあります。
男性に多い
痛風は男性に多く、女性のホルモンが尿酸値を下げる働きがあるためです。
閉経後の女性は注意が必要です。
治療とセルフケア
生活習慣の改善が重要で、糖質やプリン体の摂取を控え、アルコールを制限し、肥満を解消することが勧められます。
薬物療法も必要な場合があります。
まとめ
痛風発作は耐えがたい痛みを伴い、放置すると合併症を引き起こす可能性があります。
生活習慣の改善が治療の基本で、食事制限、アルコール制限、体重管理が重要です。
薬物療法も検討されることもあり、痛風に対する正しい知識と適切な対処が大切です。