コラム2020/07/03
唯一!介護保険サービスの中で、24時間対応可能な在宅介護サービスは?
唯一のサービス!介護保険サービスで、24時間対応可能な在宅介護サービスは?
介護保険の枠組みの中で、24時間365日必要なサービスを必要なタイミングで柔軟にご提供できる唯一のサービスは、「定期巡回・随時対応サービス」になります。ご存知の方もいるかもしれませんが、改めて「定期巡回・随時対応サービス」についてご紹介させていただきます。
定期巡回・随時対応サービスとは
日中・夜間を通じて、訪問介護と看護の両方を提供し、定期巡回と随時対応(随時訪問を含む)を行うサービスです。地域包括ケアシステムの中核的な重要なサービスとして、位置付けられています。
定期巡回の4つの基本サービス
定期巡回サービス:ヘルパーが定期的に利用者宅を訪問し、介護サービスを提供します。(安否確認 、排泄介助 、水分補給 、配膳・下膳、服薬介助 、移動・移乗介助 、起床・就寝介助など)
随時対応サービス:利用者からのコールに応じてオペレーターが適切な対応を行います。(相談援助 、ヘルパー訪問・対応の要否判断、救急車の出動要請、家族やケアマネへの連絡など)
随時訪問サービス:オペレーターの指示により、通報のあった利用者宅に訪問介護員等が駆けつけます。(転倒、転落時の対応、急な排泄介助など)
看護サービス:全ての利用者に対して、看護サービスを提供します。(バイタル値測定 、服薬管理 、排便コントロール 、褥瘡の管理など)
※訪問看護サービスをご利用でない場合も、概ね月1回看護師によるアセスメントが行われます。アセスメントのみであれば訪問看護指示書は必要ありません。
料金は?(自己負担1割の場合)
※要支援1,2の方は対象外
要介護1: 9,135円
要介護2:14,271円
要介護3:21,784円
要介護4:26,854円
要介護5:32,533円
利用者さんのベネフィットは?
・24時間365日、緊急時も必要に応じたサービスを受けることができます。
・利用者様の生活リズムに合わせて訪問介護・看護を、夜間でも受けられます。
・短時間のサービスを1日複数回利用することができます。
・1か月あたり一定の利用料でサービスを受けることができます
ちくさ病院グループでのサービス提供事例
A様の一例(80歳代 男性 要介護度4)難聴、パーキンソン病、認知症のある方
マンションの一階で奥様と二人暮らしで、平成30年3月に誤嚥性肺炎で入院していた東部医療センターより退院後、自宅へ戻られました。同年4月より定期巡回サービスを開始し、ご家族様の意向は、自宅での生活に不安が出てきたので体調管理や入浴や食事のことを手伝ってほしいということでした。
退院直後は、週 2 回 の 入浴 と1日3回のおむつ交換、食事 歯磨きのお手伝いを続け、デイサービス開始まで回復しました。
その後、1日3回のおむつ交換、食事歯磨きのお手伝いに加え、週2回のデイサービスへ出かけることで刺激が増え、笑顔や発声も明らかに増えてきました。
きめ細やかなケアと看護師による健康チェックでA様の健康不安を少しでも緩和することや、ケアコール端末が手元にあるので、日中、夜間を問わず奥様も気軽に相談できます。
また、ちくさ病院グループのネットワークを活かし、訪問診療医が定期的な訪問と緊急時の往診を併せて行うことで、家族の介護負担を減らすとともに医療的なサポートもしています。
ご家族さまの声
・体の大きなあの人(A様)のお風呂を私一人でやるのは大変なので、大変助かります。
・熱がある時は夜中でも来てもらいました。おかげで私も安心しました。
・若いヘルパーさんたちと関わることが増え、良い刺激になっています。
・一律料金なので、それ以上かからない経済的な安心感もあります。
まとめ
定期巡回
・24時間365日のサービス提供が可能
・訪問看護と同行訪問やサービス提供可能
・短時間ニーズによっては5分後に訪問可能
・短時間で何回でも利用可能
・何回利用しても一律の料金
訪問介護
・サービス提供時間のばらつき
・他サービスとの同時訪問不可
・サービスの間を2時間あけないといけない
・20分以上のサービスが必要
・訪問回数が増える毎に負担が増える
今回は、介護保険で唯一24時間365日サービス提供可能な「定期巡回・随時対応サービス」について、ご案内させていただきました。
相談・質問・ご依頼等ありましたら、相談員までお気軽にお問い合わせください。