コラム2024/11/18
3日坊主を卒業!健康習慣を長続きさせるための目標設定術
「体に良いこと」を習慣化するのは、多くの人にとって難しい課題です。
目標を立てても3日坊主で終わってしまったり、やる気が持続しなかったりすることはよくありますね。
健康心理学の観点から、運動や食事の改善といった「体に良い行動」を習慣化するための具体的な方法が紹介します。
続かない理由
楽しさや快感の欠如:運動や食事制限は、楽しくないと感じることが多いため、ついついやめてしまいがちです。
緊急性の欠如:健康改善の行動は、今すぐにやらなくても困らないため、優先度が下がりがちです。
忙しさ:現代の生活では、仕事や家事などで忙しく、健康のための時間を割くのが難しいこともあります。
成功率を高める目標設定
目標を具体的に:ただ「痩せたい」ではなく、「3kg減らすために、1日30分のウォーキングをする」といった具体的な行動に落とし込む。
行動の「いつ・どこで」を明確に:「仕事帰りに2駅手前で降りて歩く」といった具体的な時間と場所を決めることで、習慣化しやすくなります。
If-Thenルール:例えば、「もし6時になったら、家の周りを散歩する」といったように、きっかけと行動をセットにします。
実現可能な小さな目標から始める
7以上の自信を持てる計画にする:1週間続ける自信が10段階で7未満なら、目標を少し下げましょう。
例えば「駅まで遠回りする」や「階段を使う」といった小さな行動から始めます。
小さなことでも効果がある:1日100kcalのカロリーカットでも、長期的に見ると肥満の予防効果があります。
「お助け計画」を立てる
代替案の用意:「雨の日には家でスクワット10回」や「歩けなかった日は寝る前にストレッチ」といった代替の行動を準備します。
柔軟な対応:計画通りにできなくても、別の行動でカバーすることが重要です。
初めの2カ月が大事
行動記録をつける:「◎」や「○」などのシンプルな記録を付けることで、達成感が得られ、続けやすくなります。
達成感を重視:できたことを記録し、自分を褒めることで、モチベーションを維持します。
2カ月で習慣が定着:最初の2カ月を乗り越えると、その行動が無意識にできるようになってきます。
ご褒美を設定
モチベーションの維持:「2カ月続けられたら、新しいウォーキングシューズを買う」といったご褒美を設定し、自分を励まします。
まとめ
習慣化の鍵は、小さな一歩から始めることと、具体的な計画を立て、柔軟に対応できる「お助け計画」を持つことです。
最初の2カ月は特に重要な時期で、この期間を乗り越えると自然と習慣が身につきます。自分の健康への投資として、無理なく続けられる計画を立てて取り組んでみましょう。