コラム2024/11/15
糖尿病について 健康を守るために知っておきたいこと
先日、11月14日は「世界糖尿病デー」でしたが、11月14日はインスリンを発見したハンディング博士の誕生日にあたります。 インスリンの発見により、糖尿病治療は飛躍的な進歩をとげました。 この画期的な発見に敬意を表し、この日が糖尿病デーと定められ、糖尿病の予防や管理の重要性を世界中で呼びかけるために設けられました。
名古屋でも、糖尿病に関する啓発イベントやブルーライトアップが行われました。
改めて、世界糖尿病デーの目的、糖尿病に関する知識や日常生活でできる予防法についてお伝えします。
世界糖尿病デーとは?
世界糖尿病デーは、1988年に国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が共同で制定した記念日です。毎年11月14日、糖尿病患者さんやその家族、医療関係者をはじめ、多くの方々が糖尿病予防の重要性を訴える活動に参加しています。ブルーのサークルがシンボルカラーで、各地で「ブルーライトアップ」も行われ、青い光が糖尿病予防へのメッセージを発信しています。
世界糖尿病デー公式ホームページ
糖尿病の基礎知識
糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる病気です。適切な治療や生活習慣の見直しがなされない場合、心臓病、腎臓病、神経障害など、さまざまな合併症のリスクが高まります。
【糖尿病の主なタイプ】
1型糖尿病:自己免疫によってインスリンが分泌されなくなるタイプ。若年層に多い。
2型糖尿病:生活習慣や遺伝的要因でインスリンの作用が低下するタイプ。成人に多い。
妊娠糖尿病:妊娠中に一時的に高血糖になる状態。
【主な症状】
・喉が渇く
・トイレが近くなる
・体重が急に減る
・目がかすむ など
糖尿病予防のポイント
糖尿病は生活習慣病とも呼ばれ、日常生活の中で予防することが可能です。以下のようなポイントを心がけることで、糖尿病や合併症のリスクを減らすことができます。
バランスのとれた食事
過剰な糖分や脂質を控え、野菜を多く摂取することが大切です。特に食物繊維の多い食品は、血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。
適度な運動
ウォーキングやストレッチなど、毎日20~30分の軽い運動を続けることで、血糖値の安定や体重管理に役立ちます。
定期的な健康チェック
年に1回以上の健診で血糖値やHbA1cのチェックを行い、早期発見と適切な対処ができるようにしましょう。
糖尿病は早期発見と適切な管理で健康に過ごすことができます。世界糖尿病デーをきっかけに、ご自身やご家族の健康について見直し、できることから始めてみましょう!