コラム2024/02/07
緊張型頭痛の真実 ストレスとコリの関係
寒い日が続く2月になり、肩や首のコリが気になる季節ですね。
今回は、このコリと深い関わりのある「緊張型頭痛」に焦点を当てます。
緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は、頭痛の半数以上を占める現代病で、主に働き盛りや高齢層にみられます。
急激な痛みではなく、だらだらと続く重い痛みが特徴で、頭を締め付けられるような感覚があります。
症状と原因
・痛みはズンと重く、圧迫感がある
・肩や首に強いコリを伴う
・精神的・身体的なストレスが原因
特徴
・午後以降に痛みが強くなりがち
・年齢が上がるほど発症しやすい
・痛みが持続する時間が長い
・頭の両側に起こりやすい
緊張型頭痛の予防
首筋から頭部にかけての筋肉が何らかの原因で緊張し、肩こりや首筋の“コリ”が原因で起こります。
また、長時間パソコンを使うなどの眼精疲労も原因となり、精神的・肉体的ストレスも大きく関係します。
予防方法
・ストレスをためないように趣味や運動で息抜きする
・長時間同じ姿勢を続ける場合は適度に休憩し、姿勢を変える
・眼精疲労や歯の噛み合わせ、枕の高さにも注意
緊張型頭痛の治療と薬
緊張型頭痛の治療法は、ストレスコントロール、正しい姿勢の保持、薬物療法の3つが挙げられます。
日常生活でのストレス軽減と姿勢の改善を心がけ、必要であれば医師の指導のもとで薬物療法を行います。
治療法
ストレスコントロール
・趣味や運動で息抜きする
・仕事や運転時に長時間同じ姿勢を避ける
正しい姿勢
姿勢の改善に注意
眼精疲労や歯の噛み合わせにも注意
薬物療法医師の指導で適切な薬を使用
精神的なストレスには抗うつ薬や抗不安薬が効果的
身体的なストレスには筋肉をほぐす薬を使用
頭痛には様々な種類がありますが、緊張型頭痛は医師の診断と治療が必要な病気です。
無理せず、早めに専門家の助言を受けましょう。