コラム2022/10/11
風邪の民間療法についてVOL.2
鼻がつまる、喉がいがらっぽい…ひき始めの風邪には、昔から受け継がれてきた民間療法を試してみてはいかがでしょうか。
先日の風邪の民間療法の続きをご紹介させて頂きます。
長ネギの湿布
長ネギの白い部分を数cm に切り、縦に裂いて広げて、外側を水であぶる。
ネギの油分が染み出てきたら、ガーゼに包み、ネギの内側がのどに当たるようにして巻く。鼻づまりには、ネギの白い部分をそのまま、鼻の付け根に貼る。
ネギのニオイ成分が、炎症を鎮め、血行を良くする作用がある。
ネギ入りうどん
ネギを普段より多めに入れ、卵をおとした温かいうどん。
ネギは体を温め、内臓の働きを活発にして、発汗作用を高めるといわれている。
ニンニクのホイル焼き
ニンニクの薄皮をむき、塩を少量ふってアルミ箔で包み、フライパンか焼き網で蒸し焼きにする。
ニンニクに含まれるアリシンという成分が疲労回復効果を持っている。
他にもアリシンにはタンパク質の消化を促進する、胃液の分泌を促進する、代謝作用を高める効果がある。
キンカンの甘煮
よく洗ったキンカンを砂糖で煮て食べる。
果皮にビタミンCやカロテンが多く、昔から「ミカン、キンカン、かぜひかん」といわれて重宝がられている。
緑茶うがい
やけどをしない程度までさました緑茶で、のどの奥まで行き渡るようにうがいする。出がらしのお茶やペットボトルや年のお茶でも良い。緑茶の渋味成分(カテキン)は強い殺菌効果を持ち、かぜやインフルエンザの予防効果が期待できる
まとめ
身近な野菜や果物などの薬効をうまく応用した先人たちの知恵や工夫は、いまも役立つものが少なくありません。
まずは薬だけに頼らずひき始めの風邪に民間療法を試してみるのことを意識してみましょう。