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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

風邪の民間療法について

コラム2022/10/05

風邪の民間療法について

鼻がつまる、喉がいがらっぽい…ひき始めの風邪には、昔から受け継がれてきた民間療法を試してみてはいかがでしょうか。

今回は風邪の民間療法の一部をご紹介させて頂きます。

卵酒

卵酒とは、日本酒・卵・砂糖を混ぜて温めたアルコール飲料のこと。

日本酒1カップを火にかけ、お好みで砂糖を入れる。

よくかきまぜながら卵黄に熱いお酒を少しずつ入れる。アルコールが苦手な方は、日本酒を沸騰させてから卵を加えると良いでしょう。

栄養補給と体を温めるのに効果的。

生姜湯

すりおろしたショウガひとつまみに、熱湯をそそぎ、お好みで蜂蜜や黒砂糖を加える。

ショウガは体を温め、発汗作用があるといわれ、昔からかぜの妙薬として飲まれています。

くず湯

くず粉小さじ1杯に1カップの水を入れ、よく溶かす。

弱火でよくかさまぜながら、とろみが出て透明になるまでかきまぜる。

黒砂糖やすりおろしたショウガを加えても良い。

体を温め、筋肉のこりをほぐす。体内の水分を保持する効果もあり、下痢にも良い。

漢方で使われる高根は、くずの根を乾燥させたもの。

大根飴

大根をさいの目切りにし、浅めの容器に入れる。

大根が隠れる位まで蜂蜜を入れ、半日〜2日密閉。

大根が浮いてきたら、汁をさかずきに1杯、そのままかお湯で割って、1日数回飲む。

大根の辛味成分が、粘膜の炎症を抑え、咳を鎮める効果がある。胃腸の働きも高める。

まとめ

身近な野菜や果物などの薬効をうまく応用した先人たちの知恵や工夫は、いまも役立つものが少なくありません。

薬だけに頼らずひき始めの風邪に民間療法を試してみるのも良いかもしれません。