コラム2022/10/04
“漫画で読む”訪問看護ステーション
私たちの医療介護の仕事風景を題材にした漫画を皆様も一度は読んだことがあるのではないでしょうか。ひょっとしたら、「漫画がきっかけでこの業界に飛び込みました!」なんて人もいるのでは!?
本日はそんな数ある作品の中でも訪問看護ステーションを題材にした漫画をいくつかご紹介いたします!
「おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~」
こちらの作品は全1~5巻(秋田書店)。
作者の広田奈都子さんはなんと漫画家と看護師という二つの顔を持っています。
社会勉強のためにと思って看護師の仕事をしてみたらその魅力にはまってそのまま看護師を続けているとのこと。さらに仕事を通じて知ったエピソードなどをもとに描いたマンガで看護師の世界を伝えることもしている。
<ストーリー「マンガボックス」より引用>
「あなたの余命は、残りわずかです」。
そう言われた人々の、ささやかな願い。「最後はおうちで死にたい」。だけど家族は、介護で疲れ果ててしまうかもしれない。できれば病院で死んでほしいと思うかもしれない。患者の病状より、お金のほうが心配かもしれない。そんな患者や、家で看取ると決めた家族に寄り添う「訪問看護師」が、それぞれの「理想の看取り」を探してゆく…。
「ナースのチカラ~私たちにできること訪問看護物語~」
こちらの作品は先ほどの「おうちで死にたい」の続編。
現在は1~8巻まで発刊されています。
作者はもちろん広田奈都美さん。2020年4月に単行本第1巻が発売されました。
<ストーリー>
義母の介護をきっかけに50歳にして看護師になった幸代。選んだのは訪問看護の現場で…!? 現役看護師のマンガ家が描く命と看取りの物語「おうちで死にたい ~自然で穏やかな最後の日々~」の新章スタート!!
「おとずれナース~精神科訪問看護とこころの記録~」
<ストーリー>
訪問看護サービスの中には、精神科患者を対象にしたものもある。
訪問看護師の小林は、精神科病棟に勤務していた時、忙しさで話が聞けなかった患者が自殺未遂を起こしたことで、もっと患者と向き合いたいと、訪問看護の世界に飛び込んだ。
うつ病、統合失調症、双極性障害…彼女は、今日もさまざまな疾患をもつ患者のもとを訪れるのだった。
まとめ
今回は、訪問看護ステーションを題材にした漫画をご紹介しました。
内情を知った人がこういった作品を読むと、評論家のような目線で読んでしまいがちですが、個人的には素直にすごく素敵な内容だなと感じました。
一度先入観を捨てて、読んでみるとハッとするような内容もあるかもしれません。