コラム2022/03/29
ヒツジの皮をまとうオオカミに気をつけろ❗️① 平気で他人を傷つける人々
人を追い詰め、その心を操り支配しようとするひとを心理学では「マニピュレーター(操る者)」と呼びます。
一見するとマニピュレーターは、ひとあたりもよく、うわべはとても穏やかな良い人に見えますが、その素顔は悪知恵にあふれ、相手に対して容赦がありません。
ずる賢いうえに手口は巧妙、人の弱点につけこんで抜け目なくたちまわり、支配的な立場をわがものにします。
常套手段として、重要な言葉を伝えずに嘘をつき、ミスリードをさせることで相手を欺き、自分の評価を上げる。
相手のミスの重箱をつつき、あたかも自分が被害者であるように演じ、無責任、自分勝手、配慮が足りないなど罵詈雑言を浴びせる。
自分よりも良心が勝る本当の被害者に対して、劣等感をあおった挙句、自尊心を著しく低下させ、窮地に追い込む。
他人を思い通りに操ろうとするひとのことなら、誰でもなにがしかの心あたりがきっとはるはずです。
ヒツジの皮をかぶったオオカミみたいな人・・・それは会社や家庭、親戚など、案外身近にいるものです。
みなさんが一日も早くその存在に気がつき、精神・身体を壊さないようにまずは知識を身につけ、存在に気づいたらきちんと防衛策をたてましょう。
マニュピレーターとはどんな人?
マニュピレーターとは、英語で「操る」という意味がある言葉で、他人を自分が有利になるように賢く操作したり陥れようとしたりする人のことです。
自分がマニュピレーターと自覚している人は意外と少ないですが、自己の利益を求めるために他人を躊躇なく傷つけることができます。
誰でも自分のことを守りたく可愛いと思うのは当然ですが、自己の目的を優先するあまり、他人を不幸させてもいいはずがありません。
マニュピレーターの7つの特徴
大きな特徴としては、力を手に入れ他人を支配できる地位をえることに対しては手段を選ばないという特徴があります。
不動産業界では、ビジネスの3つのポイントとして、1にロケーション、2にロケーション、3、4がなくて、5にロケーションとよくいわれます。
同様に、マニュピレーターにとっても、ポイントはただ3つです。
1にポジション(地位)、2にポジション(地位)、3、4がなくて、5にポジション(地位)。
もっとも、誰しも生きていくうえでなにがしかの地位は望むものであり、そうした思いを抱くこと自体はなんら不健全なことではありません。
しかし、地位に対してどのような野心を抱き、どのようにそれを追い求め、手にした権力をどのように行使するかで、その人物がどの程度の人物かということがはっきりとわかってきます。
- 常に自分のおもいどおりにすること、相手に勝利することを常に求めている
- 他者におよぼす権力と支配に強い執着がある
- 表面上は礼儀正しく親切を装い、相手を虜にする方法に長けている
- 狡猾で負けをなかなか認めようとせず、他責にするのに長けている
- 相手に罪悪感や劣等感を感じさせることに精通している
- 相手の「弱点」を見つける能力が高く、それをひそかについてくる
- 状況を計算して突然怒り出す
まとめ
誰の人生においても、人よりも一段下におかれ、いいように翻弄されるしかほかに手の打ちようがないような時期があります。
マニュピレーターはレベルごとに違いがあるものの、周囲には必ずいるタイプで、自分なりの付き合い方や戦略がないと、人間関係で苦労させられてしまう可能性があります。
次回はマニピュレーターが使う戦略と、それぞれの戦略に対しての予防策ご紹介させていただきます。