コラム2022/03/31
知っておきたい!?~糖尿病の発症リスクについて~
日々生活をしていると、「今更聞きにくいな」とか「調べるの面倒だな」とか思うことありませんか?
このコーナーでは簡単に、なんとなく知っておけば役立つであろうお話をQ&Aで紹介させていただきます。
糖尿病と診断されました。家族にも発症する危険があるのでしょうか。
家族に糖尿病の人がいる場合、糖尿病を発症するリスクが高まると報告されていますが、生活習慣に気を付けることで糖尿病の発症を防いだり、遅らせたりすることができます。
糖尿病は、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の糖尿病の4種類があります。
それぞれによって遺伝形式が異なります。
日本人に多い2型糖尿病は、糖尿病になりやすい体質に不健康な生活習慣や環境が加わり発症します。
血縁の家族に糖尿病の人がいる場合、いない人と比べて糖尿病になるリスクが高まります。
2型糖尿病になりやすい遺伝子タイプは50以上知られていますが、2型糖尿病の発症に大きく関わっているのは年齢と肥満です。
将来、どのくらい糖尿病になりやすいのかを調べる糖尿病リスクスコアがいろいろ作られています。
血液検査を用いず、糖尿病の家族歴、年齢、血圧、性別、BMIを用いた簡単な糖尿病リスクスコアでは、合計点数が5点がカットオフ値で、4点以下ならこれから5年間くらいの糖尿病リスクは5.9%未満となります。
糖尿病の家族歴、年齢、性別は変えられませんが、体重をコントロールし、食事や運動、さらには睡眠などに気をつけて血圧を上げないような生活を送ることで糖尿病の発症を防いだり、遅らせたりすることができるかもしれませんね。
まとめ
遺伝が気になるところですが、要因となる大きなものは年齢と肥満です。
生活習慣を気にした生活を心掛けましょう。