コラム2019/05/31
「がん医療に足りない何か?」
「がん医療に足りない何か?」
医療の現場と患者さんとすきまをうめる「がん哲学外来」
がん哲学外来とは
医療現場では患者の治療に重点が置かれることが多く、患者と家族に対する精神的なケアが十分ではない現状があります。
そういった医療現場や医療従事者と患者や家族との隙間を埋めるために、哲学を交えて患者の尊厳を生かした関わりのできる「がん哲学外来」という考えを順天堂大学の樋野興夫先生が提唱しました。
後に活動は全国的に展開され、2013年7月3日「一般社団法人がん哲学外来」が設立されています。また、「がん哲学外来メディカルカフェ」に迫ったドキュメンタリー映画「がんと生きる 言葉の処方箋」が、先日まで上映されていました。
がん哲学カフェ
ガン哲学カフェとは、お茶を飲みながら、リラックスした雰囲気の中で、患者さんやご家族、医療介護従事者など様々な人が集まる場所です。がんであっても尊厳をもって人生を生き切ることのできる社会」の実現を目指し、垣根を越えた様々な方との対話により、お互いの境遇から学んでいきます。
まとめ
がん哲学外来は疎かになりがちである、がん患者さんへの精神的ケアに重点を置いた考え方になります。ちくさ病院もこのような取り組みから学び、療養生活を安心して過ごしていただけるよう努力していきたいと思います。
名古屋市内の直近の「がん哲学カフェ」開催日程をご紹介いたします。
※詳細は直接、お問合せください。
◆がん哲学外来メディカルカフェinシャチホコ記念
開催日程:毎月第4水曜日開催 13:30~15:00
会場 :東新町郵便局3階会議室
問い合わせ:090-5868-6423
◆名古屋ガン哲学外来メディカルカフェ
開催日程:2019年8月20日(火) 14:00~17:00
会場 :スヴェンソン名古屋サロン
問い合わせ:052-249-1144