コラム2021/10/08
秋でも脱水症は起きるのか~かくれ脱水、熱中症にご注意を~
脱水と聞くと夏だけに起こる症状と考えがちですが、気温がさがってからでも脱水症状は起こりえます。
今回は、秋以降に注意すべき「かくれ脱水」について、ご紹介させていただきます。
かくれ脱水とは
脱水になりかけているのに、本人は気づいていないのが「かくれ脱水」です。
人間は約6割の体液が占めています。
普段は対外にでていく量と体内に補給する水分量・塩分量のバランスが保たれていますが、脱水により血液の量が減り血圧も低下。
体温の調節コントロールが低下することで、体温が上昇し熱中症を引き起こしやすくなります。
かくれ脱水の症状例
・頭がぼうっとする
・集中力が低下する
・めまいやふらつきがある
・唇がカサカサになる
・のどが渇く
・手足の末端が冷たくなる
秋でも水分補給を忘れずに
秋は水分補給をおろそかにしがち。
特に高齢者は水分摂取量が少なくなりがちなので、水分補給を意識していないと全く水分をとっていないこともあります。
また、秋でも日中は暑い日も多いですが、エアコンをつけない高齢者の方も多く、在宅中でも脱水症状や熱中症になる場合があります。
脱水症は秋から冬にかけても増える?
脱水症は、秋から冬にかけても増えます。
秋から冬にかけては、乾燥することで体から水分が蒸発しやすくなり、知らないうちに水分が蒸発しやすくなり、知らないうちに水分が抜けていきます。
いわゆる、「かくれ脱水」になってしまう場合があります。
まとめ
気温がさがってからも脱水症状は起こります。
脱水症状にならないためにも、気温が下がってからも水分補給をこまめに行ってください。
厚生労働省のサイトから脱水症状の簡単なセルフチェックが掲載されています。
爪の色・尿の色による熱中症の見える化(厚労省 あんぜんあんぜんプロジェクトWEBサイト)
ご自身でチェックして「かくれ脱水」を防ぎましょう。