コラム2020/06/24
ちくさ病院 入院のススメ~入院の目的をしっかり伝えよう~
ちくさ病院 入院のススメ~入院の目的をしっかり伝えよう~
ちくさ病院ではレスパイト入院の受け入れを積極的に行っています。さらには、本人・ご家族の費用負担を少しでも減らせるよう、レスパイト入院支援プランも準備しています。今回は「入院」に関して、どう伝えていただくのが良いかをご紹介致します。
ちくさ病院の入院相談窓口
ちくさ病院では病棟師長が入院の相談窓口を担っています。これは、ケアマネージャーや訪問看護師など様々な方から入院相談を受けるため、医療的視点で迅速に回答ができるようにという目的からです。
しかしながら、入院相談の際、入院の目的がわかりにくい場合もあります。レスパイト入院をと切り出されたものの、詳しく聞くと加療入院であったなどです。そこでどう相談すればよいかをお伝えさせていただきます。
入院の目的を明確にしよう!
入院したい・させたい理由は、人によって多種多様です。 「親の介護に疲れてしまい、数日間休みたい」という人もいれば、「ベッドから落ちてしまい、腰が痛い」という人もいます。どういった目的の入院であるかを明確にしていただくことで、治療の必要性や入院中の対応などをお話することができます。
入院の目的によって入院期間も異なる?
入院中に何を目的とするかで入院期間も変わってきます。
※ちくさ病院は全床地域包括ケア病床となっているため最大入院期間は60日間となっております。
例えば、「親の介護に疲れてしまい、数日間休みたい」など、レスパイト入院の定義に沿う理由である場合、一般的に2週間、1~14日間の中で日数調整をすることが多くあります。
一方、「ベッドから落ちてしまい、腰が痛い」というケースでは、眠るために鎮痛薬や眠剤を使用し、いかに痛みをとるかといった治療が目的になる場合、改善具合にもよるため1か月近くかかることもあります。
このように、目的に応じてどれだけの期間入院されるかが異なります。
改めてレスパイト入院とは
先ほど、レスパイト入院という単語を出したので改めてご説明をいたします。レスパイト(respite)とは「休憩」の意味をもつ英語であり、自宅療法を受けている患者さんの家族が、一時的な外出や休憩、その他の介護を続けられない期間をサポートする目的で行われている医療サービスです。
家族の介護負担を軽減する目的で利用される介護事業所のショートステイなどの介護サービスとは異なり、医療設備の整った病院で患者さんの受け入れを行うのがレスパイト入院です。
レスパイト入院の対象か知りたいけど…
まずは入院の目的やご状況をお伝えの上、レスパイト入院の対象かどうかをご確認ください。
まとめ
入院先を探しているときに状況や目的をしっかり伝えることで、医療機関側も受け入れ可能かどうか必要な処置などの回答がしやすくなります。ちくさ病院では在宅療養患者ご自身やそのご家族のため、入院対応を適宜行いますので、まずはお気軽にご相談ください。