コラム2020/01/24
最新映画情報!「ケアニン」最新作公開決定!!
最新映画情報!「ケアニン」最新作公開決定!!
※最後に自主上映会開催のお知らせがあります
利用者やその家族と真っ直ぐに向き合う熱心な介護職を描く映画「ケアニン」。その最新作「ケアニン~こころに咲く花~」の公開日が今年4月3日に決まりました。配給元はユナイテッドエンタテインメント。ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開されていきます。
「認知症になっても、その愛だけは僕が消させない」
キャッチコピーは「認知症になっても、その愛だけは僕が消させない」。今回も認知症の高齢者への支援が重要なテーマに据えられています。待望の予告編も公開されました。 http://www.care-movie.com/2/movie/
新作の舞台は大型の特別養護老人ホーム。小規模多機能から転職してきた主人公の大森圭(戸塚純貴)は、多くの利用者をみるための効率やリスク管理を優先する施設に戸惑いを抱く。より良い介護の実践を目指して奮闘する日々の中、新たに入所しきた認知症の美恵子とその夫のある「願い」を知り・・・。そんなストーリーだそうです。
前作「ケアニン~あなたでよかった~」
ご興味を持たれた方は、是非前作も観て下さい!前作の「ケアニン~あなたでよかった~」は2017年に公開されました。これまでに全国各地のホールで1200回を超える上映が行われ、介護職の魅力を真正面から伝えるその内容が多くの共感を集めてきました。
高校卒業後、特にやりたいこともなく、なんとなく介護福祉の専門学校に入った大森圭は卒業後、郊外にある小規模多機能介護施設で働く事となります。高齢者と上手くコミュニケーションが取れず、試行錯誤を繰り返す毎日であったが、79歳の星川敬子と出会うことがきっかけで、仕事と本気で向き合うようになっていきます。そして介護福祉士としての「やりがい」にも目覚めていくのです。しかし…(この先は実際に作品をご覧下さい 笑)
作中では、「この仕事のどこに、やりがいなんてあるんだよ」「こんな仕事やってられるかって思ってるんだろ?」「俺なんか新人の頃、毎日やってらんねぇって思ってたよ」など、観ている側がドキッとしてしまうようなセリフもあり、介護職のキツイ部分も隠さずリアルに描いています。
本作を製作するにあたって、30ヵ所もの介護福祉施設や専門学校、関連団体を取材しているというだけあって、登場するエピソードやセリフは実際の介護の現場で起きた出来事がベースになっています。介護という職業を決して聖職化せず、綺麗事だけではない、実在の「ケアニン」達の本音と理想と希望が集約された作品となっています。
ちょっとコメント
今回も制作過程において度重なる介護現場への取材が行われ、様々な事業者や関係団体などが撮影に協力してきたそうです。今回も「リアルだからこその、リアルなやりがいや希望」をきっちりと描いた内容になっているのだろうと思います。新人の方々、介護のやりがいとキツさの狭間で揺れている方々、そんな人たちに是非とも観て頂きたいと思います。
自主上映会のお知らせ
タイトル:「人生をしまう時間」 https://jinsei-toki.jp/
日時:2020年3月29日(日)
※詳細は改めてご案内させていただきます。
大きな反響を呼んだNHK BS1スペシャル「在宅死 “死に際の医療”200日の記録」を映画化した作品です。地域の在宅医療に携わる人々の活動に密着し、献身的に患者と接する医療介護関係者、寄り添う家族の姿から、「私たちは元気なうちからきちんと死と向き合うべきだ」というメッセージも込められており、地域の方々や在宅医療に関わるみなさまとともに考える題材としたいという想いから、開催させていただく運びとなりました。
上映日は新病院の内覧会日の3/29(日)を予定しています。映画鑑賞と併せて、ご見学にお越しいただければ幸いです。