コラム2025/03/13
統合失調症の在宅医療とケアのポイント
統合失調症は、在宅での生活継続が難しくなることもある疾患ですが、適切な医療と支援により安定した生活を送ることが可能です。今回は、統合失調症の基本と在宅医療の役割についてお伝えします。
統合失調症とは?
統合失調症は、思考や感情、行動に影響を与える精神疾患で、主に以下の症状が現れます。
陽性症状(過剰に表れる症状)
・幻覚(特に幻聴)
・妄想(被害妄想など)
・支離滅裂な会話や行動
陰性症状(減退する症状)
・意欲や興味の低下
・表情の乏しさ
・社会的引きこもり
認知機能の障害
・注意力や記憶力の低下
・判断力の低下
発症年齢は若年層が多いですが、治療を継続している方が高齢になり、在宅での支援が必要になるケースも増えています。
在宅での統合失調症ケアのポイント
統合失調症の方が安定して在宅生活を送るためには、 定期的な医療管理と環境調整 が欠かせません。
服薬管理の徹底
・服薬の継続が症状の安定に不可欠
・飲み忘れを防ぐための工夫(訪問看護や家族のサポート)
生活リズムの安定化
・昼夜逆転を防ぎ、規則正しい生活習慣を促す
・社会との関わりを持てる機会を提供(デイケアや作業所の活用)
家族や介護者の負担軽減
・ご家族の疲弊を防ぐため、適切なサービスを組み合わせる
・訪問診療や訪問看護を活用し、医療的なフォローを強化
訪問診療の役割とは?
在宅医療では、統合失調症の方に対して以下のような支援が可能です。
定期的な診察 → 症状の変化を早期にキャッチし、適切な治療を継続
薬の調整 → 服薬管理を支援し、副作用チェックを実施
家族・介護者への助言 → BPSD(行動・心理症状)の対応法をアドバイス
特に、 高齢の統合失調症患者では、認知症との合併 も増えており、精神科と内科の両面からのケアが重要になっています。
「統合失調症の方の在宅支援に不安がある」「訪問診療を活用したい」という方は、ぜひご相談ください。