コラム2025/02/19
シニア世代もたんぱく質をしっかりとりましょう
1日に必要なタンパク質、足りていますか?
高齢期はタンパク質が不足しがちだと言われています。しかし、タンパク質を補おうとして食事量を増やすと、カロリーや脂質、塩分の摂取が過剰になりやすいのが悩みどころ。そこで、効率よく高タンパク・低カロリーの食材を取り入れることが大切です。
今回は、手軽に取り入れられる高タンパク食材を紹介します。
タンパク質不足が引き起こす影響
人の体は水分の次にタンパク質が多く、筋肉・骨・血液・皮膚・髪・爪・臓器など、体のあらゆる部分を作る重要な栄養素です。
タンパク質不足の主なリスク
- 筋力低下:運動をしても筋肉がつきにくく、維持も困難に。
- 肌や髪のトラブル:ハリやツヤが失われ、乾燥しやすくなる。
- 基礎代謝・免疫力の低下:疲れやすく、風邪をひきやすくなる。
日々の食事でしっかりと補うことが大切です。
タンパク質が豊富なおすすめ食材
【肉類】
- ビーフジャーキー(55g)
- 豚ロース(27g)
- 牛ヒレ肉(27g)
- 鶏ささみ(25g)
- 生ハム(24g)
- ウインナー(13g)
※( )内の数字は100gあたりのタンパク質量
ポイント:脂肪分の少ない赤身肉を選ぶと、効率よくタンパク質を摂取できます。
【魚類】
- するめ(69g)
- いわし丸干し(33g)
- いくら(32g)
- マグロ赤身(26g)
- かつお(26g)
- さば(26g)
- たら(26g)
- ほたて貝柱(24g)
ポイント:筋トレ中やダイエット中は脂質が少なめの白身魚がおすすめ。
【豆類】
- きな粉(36g)
- 湯葉(22g)
- 納豆(17g)
- 木綿豆腐(7g)
- 油揚げ(19g)
- 豆乳(4g)
ポイント:大豆製品は植物性タンパク質の代表格。納豆は栄養価も高くおすすめ!
【乳製品】
- パルメザンチーズ(44g)
- 脱脂粉乳(34g)
- プロセスチーズ(23g)
- カマンベールチーズ(19g)
- 低脂肪ヨーグルト(4g)
- 牛乳(3g)
ポイント:脂質が気になる場合は、低脂肪タイプを選びましょう。
【卵類】
- 卵黄(17g)
- ゆで卵(16g)
- 生卵(16g)
- ポーチドエッグ(12.3g)
- うずらの卵(11g)
ポイント:アミノ酸スコア100の良質なタンパク質!手軽に食べられるゆで卵がおすすめ。
手軽にできるタンパク質補給のコツ
ちょい足しで簡単!
- 朝食のトーストにチーズをプラス
- コーヒーを豆乳ラテに
- 白米に納豆を加える
- 豆乳鍋で豆腐と豆乳を組み合わせる
まとめ
食事のメニューを大幅に変えなくても、ちょっとした工夫で高タンパクな食事を実現できます。献立を考える際に意識してみてはいかがでしょうか?