コラム2025/02/03
医師も注目!?チョコレートの意外な健康パワー
現在、名古屋市のジェイアール名古屋タカシマヤで開催中の「2025アムール・デュ・ショコラ」は、大盛況のようです。 公式サイトはこちら
さまざまな種類のチョコレートが並び、見るだけでもワクワクしますね。今回は、そんなチョコレートの健康効果に注目してご紹介します。
チョコレートの健康効果
チョコレートが健康に良いとされる理由は、その主成分であるカカオマスに含まれる「カカオポリフェノール」にあります。
ポリフェノールは、自然界の多くの植物に存在し、強力な抗酸化作用を持つ成分です。特に、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールの酸化を防ぐ働きがあり、血管を拡張させる作用によって動脈硬化の予防が期待されています。
また、体内の酸化を抑えることで、以下のような健康効果が期待できます。
- 血圧の低下(血管を広げる作用)
- 動脈硬化の予防(抗酸化作用によりコレステロールの酸化を抑制)
- 美容効果(活性酸素による肌トラブルを防ぐ)
- アレルギー症状の改善
- 脳の活性化
- 便通の改善
さらに、カカオに含まれる「テオブロミン」には、自律神経を整えたり、脂肪の蓄積を抑えたりする効果もあります。
高カカオチョコレートを選ぶポイント
カカオポリフェノールは、カカオの含有量が多いほど豊富に含まれています。そのため、健康効果を意識するなら「ビターな高カカオチョコレート」を選ぶのがおすすめです。
しかし、ただ多く食べればよいというわけではありません。適量を守ることが重要です。
高カカオチョコレートを食べる際の注意点
健康に良いとされる高カカオチョコレートですが、食べすぎると逆に健康を害する可能性もあります。
- カロリーが高い
- 高カカオチョコレートは、普通のチョコレートよりも脂質が多く含まれています。
- 過剰に摂取すると、摂取カロリーが増え、肥満の原因になります。
- テオブロミンとカフェインの影響
- テオブロミンは自律神経を整える一方で、過剰摂取すると利尿作用や興奮作用が強まることがあります。
- また、チョコレートにはカフェインも含まれており、摂りすぎると頭痛や不眠の原因になることがあります。
- ポリフェノールの排出
- カカオポリフェノールは体内に長く留まらず、摂取から24時間後にはほとんど排出されてしまいます。
- 一度に大量に摂るのではなく、適量を継続的に摂ることが大切です。
まとめ
高カカオチョコレートは、適量を守って毎日少しずつ食べることで、カカオポリフェノールの健康効果を最大限に活かすことができます。
食べ過ぎに注意しながら、健康的な食生活の一部として高カカオチョコレートを楽しんでみてはいかがでしょうか?