コラム2019/10/30
ちくさ病院の食事をご紹介します!
ちくさ病院の食事をご紹介します!
今回はちくさ病院の食事形態のご紹介いたします。
当院では摂食嚥下に力をいれており、入院時には栄養士と言語聴覚士が相談し患者様に合わせて、食べやすく美味しい食事の提供を心がけています。
【軟飯】
やわらかく炊いたご飯
【酵素粥】
とろみのついたお粥です。水分にとろみが必要な方に食べていただいています。普通のお粥ですと食べている間に唾液でとろみが失活し米と水分に分かれてしまいます。それを防ぐために予めお粥にとろみを酵素で分解しさらさらの状態にし、水分にとろみ剤でとろみをつけています。そうすることにより唾液で離水しないお粥になります。
【ミキサー粥】
なめらかな形状のお粥です。普通のお粥をミキサーにかけると糊状になってしまいます。そのため酵素粥をミキサーにかけています。
【やわらか菜】
舌で潰せるやわらかさの食事です。見ためでも美味しくなるように野菜などは酵素に漬け込みそのままの見た目をキープしたままやわらかくしています。お魚はミキサーにかけ再形成させた市販の物を使用しています。こちらは魚の皮が予めレーザーブリントされています。見た目は常食に近く、食欲がわく嚥下食にしています。
【ミキサー菜】
均一な状態でなめらかな物性のものです。当院ではなめらか状にするため酵素でやわらかくしたやわらか菜をミキサーにかけています。
ちくさ病院では医師、言語聴覚士、作業療法士、栄養士、看護師など多職種が連携して「摂食嚥下支援チーム」を結成し、食事がしにくい方へのリハビリ訓練や「嚥下内視鏡」「嚥下造影」等の検査で個々の患者さんに適した食事形態、摂食方法を見つけるなど、安全に食事をしていただけるよう努めています。摂食嚥下機能向上の訓練において大きな役割を果たす言語聴覚士は4名、グループ全体では8名おり、万全の支援体制を整えています。