コラム2024/07/29
脳過労?脳を守るためのデジタルデトックス
「最近、怒りっぽい」「イライラしやすい」「頭がモヤモヤ」「寝つきが悪い」「物覚えが悪くなった」などの症状に心当たりはありませんか?
これらの原因の一つが、スマートフォンの使い過ぎによる「脳の疲れ」です。
脳は、生命維持、運動、言語、感覚、意識、知的活動などを司る重要な臓器です。
神経細胞が電気信号を使って情報を処理し、適応しています。
スマートフォンを使うことで、脳は常に情報を処理し続け、疲労が蓄積します。
この疲れが回復しないと「脳過労」となり、脳の働きに影響を及ぼします。
脳がなぜ「過労」になるのか
スマートフォンの使い過ぎは脳過労の原因となります。
以下のような生活シーンで、脳は休む間もなく働き続けます。
- 朝、目覚まし時計に使用
- 朝食をとりながらSNSやメールをチェック
- 通勤電車の中でチェック
- 仕事の休憩時間にもチェック
- 寝る前にもSNSや動画を見る
特に疲れやすい脳の部位と影響とは
脳の中でも特に疲れやすい部位は前頭葉です。
前頭葉は判断、意思決定、感情のコントロールなどを担当するため、スマートフォンの使い過ぎで特に疲れやすくなります。
脳過労が続くと、意欲や判断力、記憶力の低下、感情のコントロールができなくなる可能性があります。
使い方の「見直し」がデトックスへの第一歩
スマートフォンの使い方を見直し、必要ないときは使わないようにしましょう。
具体的には、「とりあえず見る」「食事中に使う」「長時間使い続ける」などの習慣を見直し、スマートフォンとの適度な距離を保つことが重要です。
スマートフォンの使い過ぎを防ぐ方法
画面をモノクロに設定する:楽しさが減り、使用頻度が下がります。
手続きの多い設定にする:暗証番号や検索が必要な設定にすると、使うのが面倒になります。
スクリーンタイム機能を使う:利用時間や頻度を可視化し、コントロールします。
充電中は操作ロックする:スマートフォンから離れる時間を作ります。
通知をオフにする:緊急性の低い通知をオフにして、注意が向かないようにします。
まとめ
スマートフォンの使い過ぎにより、脳は常に働いている状態となり、休息が取れないまま疲れが蓄積しています。スマートフォンは便利な一方、疲労を引き起こす原因にもなります。使い過ぎないように心掛け、脳の健康を保ちましょう。