コラム2024/07/17
夏冷えが引き起こす体調不良とは?
冷えは寒い時期の症状と思われがちですが、夏場は特に服装や食事が「冷え」に対して無防備にりやすく、低めの温度のエアコンや冷たい飲み物、食べ物などにより、体温の低下や血行不良を起こす人が多く見られます。
夏も終わりに近づくと疲れが溜まっているうえ、昼夜の気温変化も激しくなります。
季節の変わり目には、しっかりとした体調管理をしないと「冷え」による思いがけない体調不良につながってしまいます。
冷えが引き起こす体調不良は、主に血行不良や自律神経の乱れが原因です。具体的には以下のような症状が現れることがあります。
体がだるい、やる気が起こらない
血行不良による酸素供給不足や代謝の低下が原因で、全身のだるさや疲労感を感じやすくなります。
消化不良
冷えによって消化器官の働きが低下し、胃腸の調子が悪くなることがあります。
これにより、食べたものがうまく消化されず、消化不良を引き起こします。
寝付けない、眠りが浅い
自律神経の乱れにより、リラックスしにくくなり、睡眠の質が低下します。
これにより、寝つきが悪くなったり、浅い眠りが続いたりします。
手足、腹、腰の周りが冷たい
血行不良によって末端の血流が悪くなり、手足や腹部、腰周りが冷えやすくなります。
食欲がない
消化不良や自律神経の乱れによって、食欲が減退することがあります。
夏冷えの対策
特に首、手、足をしっかりと保温することが重要です。エアコンの設定温度は外気との温度差を5度以内に保ち、使用は暑い日に限定しましょう。
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を日常に取り入れ、入浴は、38~40度のぬるめのお湯でゆっくりと半身浴を行い、体の芯から温めましょう。
また、バランスの取れた食事を心掛け、栄養バランスのとれた食事を摂りましょう。具体的には体を内側から温める食材、例えば、ニンジン、カボチャ、ダイコン、カブなどの根菜類や、ヤマイモ、サトイモ、サツマイモなどの芋類、シソ、ショウガ、ニンニク、ネギ、タマネギなどの薬味野菜が効果的です。ビタミンやミネラル、抗酸化物質、酵素、良質なたんぱく質が豊富な牛肉や豚肉を取り入れることで、疲労回復力をアップさせましょう。
これらの対策を取り入れて、冷えによる体調不良を予防し、健康を維持しましょう。