コラム2024/07/08
ペットボトル症候群とは?清涼飲料水ケトーシスの危険性と予防法
ペットボトル症候群とは
ペットボトル症候群とは、「清涼飲料水ケトーシス」とも呼ばれ、糖分が多く含まれた飲料を過剰に摂取することで引き起こされる症状です。
過剰な糖分摂取により、血糖値が急上昇し、それに伴いケトン体という物質が体内で生成されます。
これが引き金となり、喉の渇き、倦怠感、腹痛、吐き気、多尿などの症状が現れる場合があります。
さらに、重症化すると意識の低下や昏睡状態に陥ることもあります。
通常、血糖値が高くなると膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。しかし、長期間にわたる高糖質飲料の摂取により、インスリンの効果が鈍くなり、脂肪やタンパク質がエネルギー源として使われるようになります。
この際に発生するケトン体が、ペットボトル症候群の原因となります。
糖分が多く含まれる飲料
・清涼飲料水
・ジュース
・炭酸飲料
これらの飲料は日常的に摂取すると血糖値を上げ、体調不良や糖尿病のリスクを高めるため、注意が必要です。
代表的な清涼飲料水の糖分量(500mlあたり)
ポカリスエット:約30g(スティックシュガー10本分)
アクエリアス:約24g(8本分)
DAKARA:約21g(7本分)
コカ・コーラ:約57g(19本分)
CCレモン:約51g(17本分)
午後の紅茶レモンティー:約35g(12本分)
夏場の適切な水分補給方法
夏場の水分補給には、糖分が含まれていない水やお茶が適しており、特にノンカフェインの麦茶やルイボスティーが良い選択です。
運動後の水分補給には、糖分が少ないスポーツドリンクを選びましょう。飲料の糖分量はペットボトルの栄養成分表示で確認できます。
夏場の適切な水分補給を心掛け、ペットボトル症候群を予防しましょう。