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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

難聴と認知症の関連性について

コラム2024/04/19

難聴と認知症の関連性について

加齢による聴力の低下は、一般的に40~50代で始まります。

周波数の高い音域から聞こえにくくなり、徐々に聞こえにくい音域が広がっていきます。

70~80代になるとより広範囲にわたって聞こえにくさを感じるようになります。

加齢性難聴とは

加齢以外に原因がない難聴を「加齢性難聴」といい、次の3つの要素から成り立ちます。

1音の小ささ: 聞こえる音が小さくなる。

2音のひずみ: 音が歪んで聞こえる。

3言葉の理解の難しさ: 聞こえる音はあるが、言葉の理解が難しくなる。

1と2は内耳の細胞の老化によるものであり、3は脳の老化に関連します。

難聴がもたらす影響

難聴が進むと、日常生活に様々な影響が現れます。

コミュニケーション困難: 聞き返す必要が増え、コミュニケーションが取りづらくなる。

孤立とうつ状態: コミュニケーションの減少や社会的孤立からうつ病のリスクが高まる

生活環境のリスク: 危険を察知できないことから、転倒や事故のリスクが増大する

難聴と認知症の関連性

難聴は認知症のリスクと密接に関連しています。

耳からの情報が脳を刺激し、脳の活性化に重要な役割を果たすためです。

難聴がある場合、脳への情報量が減少し、認知症の発症リスクが高まります。

早期発見と予防

加齢性難聴の早期発見は重要です。

定期的な聴力検査や専門医の診察を受けることで、早期に問題を発見し対処することが可能です。

また、生活習慣の改善や注意すべき環境要因にも留意することが重要です。

補聴器の活用

補聴器は難聴の症状を軽減し、日常生活を改善するための有効なツールです。

補聴器を早めに活用することで、認知症のリスクを減らすことができます。

補聴器の適切な使用法や調整については、専門医の指導を受けることが重要です。

まとめ

加齢性難聴は認知症リスクと密接に関連しており、早期の発見と適切な対応が重要です。

生活習慣の改善や補聴器の活用など、積極的な対策を行うことで、認知症のリスクを低減することができます。