コラム2024/03/21
大人でもアレルギー?知っておきたいこと
大人になってからアレルギーを突然発症することがあります。
アレルギーは、皮膚のかゆみや目や鼻の炎症、くしゃみや咳など、さまざまな症状を引き起こします。
子どもの頃に発症することが多いため、「大人になったら治る」と思われることもありますが、実際には大人でもアレルギーになることがあります。
アレルギーの種類
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくなどがよく知られていますが、薬によるアレルギー(薬疹)は、薬を長い間使用している高齢者が発症することが多くなっています。
金属アレルギー、局所麻酔薬のアレルギーなども大人のアレルギーの一例です。
アレルギーの原因を調べるには
アレルギーの原因を特定するには、いくつかの検査方法があります。
血液検査、パッチテスト、プリックテストなどが一般的です。
血液検査
血液検査では採血を行い、何がアレルゲンになっているのか調べます。一度の採血で複数のアレルゲンを調べることができます。
花粉症や食物アレルギーなど、複数のアレルゲンの影響が疑われる場合、血液検査であれば一度の採血で複数のアレルゲン、30項目以上のアレルゲンをまとめて調べる検査もあります。
パッチテスト
パッチテストは、皮膚のアレルギーを調べるため、アレルゲンが含まれる物質を貼り付けて反応を観察します。
プリックテスト
プリックテストは、皮膚にアレルゲンを垂らし、針で軽く刺激して反応を確認します。
まとめ
皮膚のかゆみや目や鼻の炎症、くしゃみや咳などのアレルギーを疑わせる症状を繰り返す場合は、アレルギー検査を受けて要因を特定し、適切に対処することが必要です。
また、アレルギー疾患では激しい症状は出なくても、「何となく具合が悪い」ということもあります。「アレルギーかな?」と思う症状がある場合は、一度アレルギー検査を受けることをおすすめします。
どのようなアレルギーを持っているのか把握し健康管理に努めましょう。