コラム2023/11/07
乾燥による肌トラブルとその対策
季節が乾燥すると、かゆみやひび割れが起こることがあります。
これは乾燥性皮膚炎の兆候かもしれません。
乾燥性皮膚炎についての説明、原因、症状、治療法、セルフケアについて解説します。
乾燥性皮膚炎とは?
乾燥肌と乾燥性皮膚炎の違いは、肌の乾燥が進んで乾皮症と呼ばれる状態になることです。乾皮症が進行すると、乾燥性皮膚炎になることがあります。
乾燥性皮膚炎は、皮脂欠乏性湿疹とも呼ばれ、皮膚の表面にある角質層と皮脂膜が影響を受けます。
肌が乾燥すると、角質層の水分が不足し、肌は柔軟性を失い、ひび割れや皮がむけることがあります。
乾皮症が進行すると、強いかゆみや赤み、湿疹が発生します。
湿疹ができると肌のターンオーバーが早まり、肌はカサカサとした状態になります。
乾燥性皮膚炎の原因とは?
乾燥性皮膚炎の主な原因は、加齢と過剰な体の洗浄です。
高齢になるとほとんどの人に皮脂の欠乏が見られますが、冬の乾燥した季節は誰にでも影響を与える可能性があります。
暖房によって体が温まると肌がかゆくなり、乾燥性皮膚炎につながることもあります。
また、過剰な体の洗浄も原因の一つで、石鹸をよく泡立てて優しく洗うことが大切です。
乾燥性皮膚炎の対策について
乾燥性皮膚炎の治療の基本は保湿です。保湿剤は入浴後に使用し、皮膚がしっとりしているうちに塗ると効果的です。
症状がひどい場合は、医師からの処方箋で抗ヒスタミン薬やステロイド外用剤を使用することもあります。
入浴時はぬるめのお湯で、長時間の入浴は避けましょう。
加湿器を使って室内の湿度を60%に保ち、肌着は木綿素材を選び、化学繊維を避けることが大切です。
まとめ
肌荒れに悩んでいる場合、専門医の診断とアドバイスを受けることもおすすめです。
乾燥性皮膚炎をしっかり管理し、健康な肌を保ちましょう。