コラム2023/08/24
退院後のケアを考えよう!専門家との連携が大切です
退院後のケアが必要な場合、医療と介護の専門家が一緒に話し合うことが大切です。
退院後はどうやって自宅で療養やケアを進めるかを考える必要があります。
でも、医療や介護に詳しくない人にとっては、何をすればいいかわからないこともあります。入院中は薬を処方されることが多いですが、そのことも考慮しながら、主治医や看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど病院のスタッフと、退院後のケアを担当するスタッフが協力することが大切です。
このために「退院時ケアカンファレンス」という会議が行われます。
医療ソーシャルワーカーが病院と地域のスタッフを集めて、将来のケア方法を話し合います。
ただし、全ての病院でこの会議が行われるわけではありません。
そんな時は、家族が提案することもできます。
もし病院が協力してくれない場合は、親の住んでいる地域の「地域包括支援センター」に相談してみましょう。
入院前にケアマネジャーを利用していた場合は、その人にも相談できます。
地域包括支援センターやケアマネジャーは病院と連絡を取り、会議を開いたり、現状を報告して、今後のケアの方法を一緒に考えてくれます。
必要時には退院後のケアについて、連携して進めてみましょう。
まとめ
退院後のスムーズなケアには、医療と介護の専門家の協力が鍵となります。
自宅での療養やケア方法を考える際、専門的な知識がない場合でも心配いりません。
入院中の処方薬などを考慮しながら、「退院時ケアカンファレンス」を通じて、医療と介護の専門家が協力し、将来のケア方法を話し合います。
万が一病院での連携が難しい場合でも、家族や地域の支援センター、ケアマネジャーを通じて解決策を見つけることができます。