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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

発達障害とADHD、ASDについて

コラム2023/07/25

発達障害とADHD、ASDについて

発達障害とADHD、ASDについて

人間関係やコミュニケーション、仕事の進め方などにおいて、思うようにうまくいかず、困っていませんか?

これはもしかしたら「発達障害」が原因かもしれません。

 

発達障害による人間関係やコミュニケーション、仕事の進め方で困っている場合、発達障害の一種であるADHD(注意欠如・多動症)の可能性を考えるべきでしょう。

 

大人になって初めて診断されるケースも増えており、仕事の成果に影響しうつ病などの二次障害が生じることもあります。

 

ADHDの特性は、不注意と多動性・衝動性が挙げられます。

集中力が続かない、約束を忘れる、落ち着きがないなどの症状が見られます。

 

ADHDの原因は、脳機能の偏りや神経伝達物質「ドーパミン」の働きの低下などが考えられます。

 

ADHDの診断は、医療機関で行われ、治療方法は「薬物療法」「環境調整」「認知行動療法」などがあります。

 

一方、自閉スペクトラム症(ASD)は、ADHDとは異なる発達障害で、対人関係における障害や同一性へのこだわりが主な特性です。

ASD とADHDは併存することもあり、区別が難しい場合もあります。

まとめ

不注意や多動性、衝動性は周囲の人から見ると、理解を得られにくく、誤解を受けやすい傾向がありますが、これは本人のやる気や努力不足によるものではなく、ADHDの特性によるものかもしれません。

ADHDの場合、薬物療法や環境調整、スキルなどを身につけることで、本人のストレスや日常生活・仕事の困難さを軽減させていくことができます。

もし迷った時・悩んだ時は、病院や支援機関などをぜひ活用してみてください。