コラム2023/07/04
集中力の向上!必要なのは脳への栄養補給
集中力や記憶力を高めるためには脳へのエネルギー補給か非常に大切です。特に朝食でブドウ糖の補給を忘れないようにすることが重要となります。
重要な栄養はブドウ糖
脳を活性化させ、集中力や記憶力を高めるためには、脳への栄養補給が不可欠といえます。脳が活動するためのエネルギーは、通常の状態ではブドウ糖が利用されます。そのため脳の活性化のためには、まず、穀物、イモなどのでんぷん質食品や糖分からブドウ糖の摂取が必要です。
朝食効果
また睡眠中も脳はエネルギーを消費しています。
朝方になるとブドウ糖はほとんどなくなってしまいます。そのため朝食でブドウ糖が補給されると脳も活性化します。朝食効果で体温も上がり、ウォーミングアップ効果が得られます。
朝食効果を調べるためのとある調査では、学生を朝食を食べるグループと食べないグループとで学業成績との関連性について言及しています。言うまでもなく朝食を食べたグループの方が学業成績が良かったと言う調査結果が得られています。
ブドウ糖以外にも大切な栄養素
脳に必要な栄養はブドウ糖だけではありません。例えば、脂質は、脳の神経細胞を始め、全身の細胞膜を形成するために、必要な栄養素です。特に細胞膜を形成するリン脂質に含まれるのがDHA(ドコサヘキサエン酸)と言う長鎖多価不飽和脂肪酸で、神経と神経をつなぐシナプスの膜に多く、記憶促進物質として情報伝達に重要な役割を担っています。DHA は鰯やサバ等の青背魚に多く、一方リノレン酸からもIPA (イコサペンタエン酸、古くはEPA)など体内でいくつものステップを経て作られます。
更にDHAと同様に記憶促進物質として注目されているのが、プロスタグランジンです。植物油に多いリノール酸からアラキドン酸を経て作られる生理活性物質です。
まとめ
今回は脳の活性化のために必要な栄養素についてお話をしました。しっかりと朝食を食べる習慣づけをすることで頭の回転が変わってくるかもしれません。