コラム2023/04/18
春の眠気・だるさを撃退!原因と対策
春は少しずつ暖かくなるのが待ち遠しい反面、やけに眠い、疲れがとれないといった不調を感じやすい季節でもあります。今回は、春に眠気やだるさなどを感じやすい原因とともに、対策をご紹介します。
春に眠気やだるさを感じやすい原因
春に眠気やだるさを感じやすくなるのは、自律神経の乱れが原因です。
自律神経は心臓や肺など、生命活動の維持に関わる内臓の働きを調整するため、自分の意思とは関係なく24時間働き続けています。交感神経と副交感神経があり、交感神経が優位になっているときは心身が活発な状態になるのに対し、副交感神経が優位になっているときは心身がリラックスした状態になります。
これらの神経がバランスよく働いていると、日中は活動的に、夜は体を休ませるために自然と眠くなります。しかし、冬から春へ変わる時期は気温が急激に変化するため、体が環境の変化に対応できず、自律神経が乱れやすくなります。その結果、眠気やだるさといった不調を感じやすいのです。
さらに環境の変化も関係します
春は進学や就職、転勤、異動、引っ越しなどのストレスがかかるイベントが多いことや、花粉症のつらい症状に悩まされやすいことも、春の眠気やだるさを引き起こす原因と考えられています。
春の眠気やだるさを解消するには
春の不調を解消するためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。自律神経のバランスを整えるために、朝と夜の過ごし方を見直しましょう。
朝の過ごし方
目が覚めたらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びると、メラトニン(体内時計を調節するホルモン)の分泌を抑えることができます。また、朝に熱め(41~42度)の温度に設定したシャワーを浴びると、交感神経が刺激されて目覚めがよくなります。
夜の過ごし方
夜は副交感神経の働きを促す過ごし方がおすすめです。たとえば肩や腰、お尻まわりなど、日中にこわばりやすい部分を中心にゆっくりと呼吸しながらストレッチすると、体がリラックスするだけでなく、血流がよくなります。
また、夜はシャワーではなく湯船につかりましょう。湯温はぬるめ(38~40度)に設定すると、全身の筋肉がゆるみます。そして、メラトニンの分泌を促すために、スマートフォンなどの電子機器の使用は、遅くとも寝る2時間前までにしてください。
まとめ
起床時間と就寝時間を一定にして規則正しい生活を送ることは、自律神経の働きを整えることはもちろん、ストレスをためないようにするうえでも大切です。
すぐに取り組めそうなものから毎日の生活に取り入れてみましょう。