コラム2023/03/01
肉を食べる高齢者は長生きする?Vol.2
前回に引き続き様々な肉料理をご紹介させていただきます。
今回はあまり聞きなれない料理もでてくるかと思いますので、興味をもった方はぜひ検索してみてください。
フリカセ
フリカセ(fricasé)は、ボリビアの代表的な肉料理です。
厚めに切った豚肉または鶏肉を少々辛いスープで長時間煮込んでつくります。
豚肉または鶏肉はあらかじめ油で軽く炒め、タマネギを細かく刻んだもの、少量のニンニクと水を加えて1〜2時間煮込みます。
香辛料としてクミン、黒胡椒、オレガノ、アヒ・アマリージョ(黄唐辛子)を入れ、最後にお好みでパン粉を加えます。
ジャガイモを茹でたものやチョクロ(大粒のトウモロコシ)を茹でたものが添えられることもあります。
ギロピタ
ギリシアの肉料理のひとつです。
薄切り肉を棒に重ねて刺し、棒を回しながら横から火で炙り、焼けたところからそぎ落とした肉をギロス、ヒーロス、イーロス、ジャイロスと呼ぶ。
ギロスはシャワルマやタコス・アル・パストルと同様に、羊肉料理のドネル・ケバブから派生した食べ物です。
現代ギリシアでは、ギロスを豚のかた肉から作ることが多いそうです。
ランプレドット
イタリア・フィレンツェの伝統料理で、牛の第4胃をメインに、トマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込んだものです。
仕上げの味付けにはサルサソースなどが使われます。
ランプレドットは牛の第4胃を呼ぶ名でもあるそうです。
そのまま食べることもあるが、パニーノ(サンドイッチ)の具とすることも多いそうで、パンは無塩で作られたトスカーナパンが使われます。
フィレンツェではランプレドットの他に、牛の第2胃を煮込んだトリッパもよく食べられるようですよ。
シュニッツェル
オーストリアの肉料理です。
ドイツ、オランダ、東欧からイスラエルやトルコにかけての西アジア圏でも盛んに食べられています。
本来は仔牛肉を用いてミートハンマーで叩いて薄くし、細かいパン粉を付けて揚げたものをいいます。
パン粉を挽き立ての黒胡椒で味付けしておくこともあり、やや多めのバターかラードで揚げ焼きしたもので、日本の豚カツのように多量の油を使用する揚げ物ではないのでご注意ください。
実際には豚肉や鶏肉も使われます。
イスラエルでは、当地の多くを占めるユダヤ教やイスラム教で豚肉を食べる事が禁じられているため、鶏や七面鳥の胸肉で調理され、豚肉で調理されることはまずないそうです。