コラム2022/11/22
どうしてお腹が減るのかな??
「どうしてお腹が減るのかな~♪」
こんな歌を口ずさみながら、ふと考えてしまいました。
「あれ?何でだ??」と。
というわけで、本日はお腹がすくメカニズムについてお話します。
空腹の原因
私たちの体はエネルギーが足りなくなると空腹を感じるようになっています。
では、エネルギーは何に起因しているのか。私たちのエネルギー源として代謝の中心的な存在は“血糖”、つまりブドウ糖です。
血糖値が下がると私たちは空腹感を感じるようになります。
さらに、お腹がすいて唾が出る、お腹がグーっと鳴るという経験は皆様もあるでしょう。これは、血糖が下がり「飢餓中枢」が働いたためです。
食べてもすぐにお腹がすくときもある
お腹がすくメカニズムはわかりました。しかし、しっかり食べたのにすぐにお腹がすいてしまうこともありますね。これはなぜなのか。
これは、食事の内容と睡眠不足が関連している可能性が大。
まずは食事内容。
糖質を多く含む食事を摂取すると、インスリンの作用によって血糖値が急低下します。すると、つらい空腹感を感じるようになります。これを「血糖値スパイク」と呼びます。
次に睡眠不足。
十分な睡眠がとれていないとレプチンという食欲抑制ホルモンが減少し、空腹感を感じるようになります。
食後短時間での空腹感には要注意!
このように、「食べてすぐにお腹がすく」のはやはり健康的とは言えません。血糖値スパイクは「隠れ糖尿病」とも呼べれることがあり、注意が必要です。
では、空腹感を感じるまでの時間はどれくらいであれば正常なのでしょうか。
これはあくまでも目安ですが、食後2時間くらいで空腹感を感じるのは要注意。
3~4時間程度であれば心配なしと言えます。
これは胃で食べ物を消化するのには4時間程度の時間を要するからです。
まとめ
今回は、お腹すくことについてお話をしました。
当たり前のことに「なぜ?」と疑問符を立てて調べてみると意外と新たな発見があって面白いものですよね。