コラム2022/10/20
栄養や働きを知って秋の味覚を楽しもう
ここ数日で急に寒くなったと感じている方も多いのではないでしょうか。
名古屋では、今シーズン最も低い気温を観測し、一気に秋の気配を感じることになりました。
秋といえば、スポーツ、読書、紅葉、そして忘れてならないのが 「味覚の秋」です。
旬の時期に収穫された食材には、栄養面でもうれしい一面があります。
今回は秋ならではの食材とその栄養をご紹介します。
ブドウ
特に捨ててしまいがちな種や皮に注目しましょう。
ビタミン類や、鉄、カリウム、カルシウム等ミネラルをバランスよく含んでいるので、貧血・冷え性気味の方の体調をサポートすると言われています。
また、ブドウの種子にはオリゴメリックプロアントシアニジンと呼ばれる植物性の抗酸化成分が含まれ、ブドウの皮にはリスベラトロールと呼ばれる強力なポリフェノールが含まれています。
さんま(秋刀魚)
さんまには、特有の成分EPA(エイコサペンタエン酸)と DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富にあります。
血液をサラサラにする、血中コレステロール値を下げて高脂血症や動脈硬化の予防に役立つと言われています。
鮭
鮭の切り身が赤いのは、自然界に広く存在する赤色色素アスタキサンチンによるもので、強力な抗酸化作用をもっています。
また、脂溶性ビタミンのA、D、Eも豊富で、まさに栄養の宝庫です。
ナス
ナスの皮が紫色をしているのはアントシアニン色素によるものです。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、体内の酸化や細胞の老化予防をサポートする抗酸化作用があると言われています。
アントシアニンは水に溶けやすい性質があるため、調理方法は揚げたり炒めたりなど油を使うのがおすすめです。
きのこ、芋
キノコの場合は 食物繊維のみならずディフェンス力UPもサポートするすぐれもの。
サツマイモは、 ビタミンB群やビタミンCも豊富に含み、美容にもおすすめの食材です。
栗
ビタミンB1、ビタミンC、タンニンが豊富な栗には筋肉や骨を丈夫にする働きがあり、 胃腸や血液の流れを良くする働きがあると言われています。
まとめ
季節感を大事にするのは現代では忘れがちなことですが、健康を心がけるためにも「旬」を逃さないようにしていきたいですね。