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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

在宅医療関係の映画紹介 オレンジ・ランプ ~認知症とともに生きる人々―希望と再生の物語~

コラム2022/09/26

在宅医療関係の映画紹介 オレンジ・ランプ ~認知症とともに生きる人々―希望と再生の物語~

映画「ケアニン」「ピア」シリーズを観られたことはあるでしょうか。

同製作スッタフが贈る若年性アルツハイマー型認知症ご本人の丹野智文さんをモデルにしたオリジナルストーリーの上映の話が進んでいるようです。

「ケアニン」「ピア」シリーズとは

新人介護福祉士が主人公の映画「ケアニン~あなたでよかった~」(’17年)は、公開後話題となり、現時点でスピンオフを含む4作品で累計1900回以上の上映会が開催されています。

その他にshortfilmも作成されていたりと、介護現場に沿った内容になっているのが特徴です。

1作目 映画『ケアニン~あなたでよかった~』

認知症ケアと介護職の魅力を描いた感動作。

神奈川県藤沢市に実在する「おたがいさん(株式会社あおいけあ)」をはじめとする30ヶ所もの介護施設や専門学校、関連団体に取材のご協力をいただき、シナリオを一つずつ積み上げ、介護という仕事を通して働くことの意味や、人と人、地域との繋がりの尊さが描かれており、この中で語られているセリフの一つ一つが全て実際の現場からとった生きた言葉たち。

そうした日々の介護現場で働く人たちの姿を追いかけておくうちに自然と、人生に前向きになれる心温まる感動のストーリー。

2作目 『ピア~まちをつなぐもの~』

在宅医療に懸命に取り組む、若き医師と仲間ピアたち——命と希望の物語

映画『ケアニン~あなたでよかった~』の製作スタッフが再び集まり製作した、在宅医療と介護をテーマにした映画。

本作は、在宅医療に関わる医師を中心とした多職種や現場への取材・情報収集を重ねて書き下ろしたオリジナルストーリーです。

若手医師とケアマネジャーの二人の成長物語を中心に、介護福祉士、訪問看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、リハビリ専門職などの多職種がチームとして連携しながら、在宅医療と介護、看取りに懸命に取り組む姿を描いています。

主人公のエリート医師から一転、小さな町医者を継ぐことになった雅人役には、数多くの映画やドラマに出演する今後注目の実力派俳優 細田善彦。またその雅人に対して、ことあるごとに意見がぶつかるケアマネジャーの夏海を演じるのは『ケアニン~あなたでよかった~』で同じ役を演じた松本若菜。

さらに今作が映画初挑戦の川床明日香、『ケアニン』では主人公を演じた戸塚純貴に加え、水野真紀、升毅、尾美としのりなどベテラン俳優陣が彩りを添えています。そして本作品のメガホンをとるのは、『ケアニン』で監督補として参加した綾部真弥監督。

3作目 『ケアニン〜こころに咲く花〜』

今回の舞台は特別養護老人ホーム、主演の戸塚純貴演じる大森圭は慣れないルールの中、認知症の老婦人・美重子(島かおり)とその夫・達郎(綿引勝彦)の50年間の夫婦の深い愛情の中で、本当の介護の在り方に苦悩する。

出演者には前作からの大森圭の先輩役である松本若菜や、二人が働いていた小規模介護施設の社長役の小市慢太郎、さらにケアニンのスピンオフ作品『ピア~まちをつなぐもの~』(19)の主演である細田善彦も友情出演で登場するなど、シリーズ作品としても楽しめる内容となっている。

4作目 『僕とケアニンとおばあちゃんたちと。』

今もっとも注目を集める介護施設「あおいけあ」。

そこは人生を豊かに生きるためのヒントにあふれていた。

神奈川県藤沢市にある「あおいけあ」は、国内外からの視察や取材が後を絶たない、今もっとも注目を集める介護施設です。施設は常に、利用者や介護スタッフの笑い声で溢れ、訪れた誰もが「ここで過ごしたい」「ここで働きたい」と言います。その人らしい生活を送れるよう支える自立支援ケアは、あおいけあ流として多方面に影響を与えています。

また、上映会開催数1,300回、動員10万人を突破した映画「ケアニン~あなたでよかった~」のモデル施設にもなっています。

5作目 『僕とケアニンと島のおばあちゃんたちと。』

「僕ケア」シリーズ第2弾は、医師も警察もいない、島民100人ばかりが生活する“絶海の孤島へ”

前作「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」(2019年公開)は、世界中が注目する介護施設「あおいけあ」に1年間密着し、何故この施設が注目を集めているのか、その裏側に迫るという内容。

第2弾となる本作の舞台は、鹿児島港からフェリーで12時間、島民わずか100人ばかりが生活するトカラ列島・宝島。この島唯一の介護施設に、若手ドキュメンタリー監督が半年間密着し、これだけ不便な環境でも、島民は協力し合い笑顔で生活を送っており、いつしか「島民は生まれ育った場所でどのような想いを持って生活しているのか」と考えるようになる…。

Short Film

『新人介護職編』

辞めたいと思いながら働く新人介護士。レクリエーションで利用者の康子さんが書いた“家族の名前”とは…。

『サラリーマン転職編』×第11回受賞作文「ぼくちゃん、涙の数だけ生きるのよ。」

生活のためだと、割り切って他業種から転職して働く介護士。亡くなった利用者から受け取ったものは…。

『お母さんの仕事編』

介護士を母に持つ小学生の亮太。時々目に涙を見せながらも仕事を頑張る母の姿を見て書いた作文には…。

『支え、支えられる仕事編』

コロナ禍の介護施設。できないことが増えていき、仕事は増えた。介護士はそれを乗り越えるために…。

まとめ

介護現場のこと、認知症のこと、現場にいる人はわかっていても周りの理解がないことありませんか。

映画や様々座なコンテンツで認知と理解が深まるといいですね。