コラム2022/08/19
コロナ禍で資格を取る人が急増!?~医師(国家資格)~
コロナ禍での雇用や景気への不安が反映される形で資格取得を促すユーキャンでは全体受講者数が前年の1.5倍になったという話もありますが、皆さんは何か始めたなどありますか?
今回は医師の資格についてご紹介させていただきます。
医師とは
医師は、医療および保健指導を司る医療従事者です。
医学に基づく傷病の予防、診療および公衆衛生の普及を責務とする職業。医者とも俗称されます。
資格取得の条件
医科大学や大学医学部など、医学を履修する課程で6年間学んだ後、医師国家試験に合格すると、医師免許を取得することができます。
「医師法第二条 医師になろうとする者は、医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。」と規定されています。
厚生労働省が規定する部分では、「6年以上(進学課程;2年以上、専門課程;4年以上)の一貫した専門教育(4500時間以上)を受けていること。 ただし、5年であっても、5500時間以上の一貫した専門教育を受けている場合には、基準を満たすものとする。」となります。
※医師免許を取得した後、2年間の臨床研修を受けることが必要です。
医師の大半が専門医を目指す理由
医師には、医師免許をもっていれば内科でも外科でも精神科でも名乗れるという、自由標榜制というルールがあります。
このため、その分野の経験や知識、専門性が乏しい医師であっても、あたかも専門の医師であるかのように診療することもできます。
あるアンケート結果からは専門医を取ることで自身のスキル・知識の向上に繋げられるためと答えたのが70%を超えているとのことです。
専門医になるには
資格取得の基本プロセスは、医学部を卒業後、必修である2年間の臨床研修を終えたあとに、19の基本領域から専門医資格を取得したいひとつの領域を選択します。
そして選んだ領域で「専攻医」として3年以上(各診療科によって異なる)の専門研修プログラムを修め、プログラム修了後に認定試験に合格する必要があります。
専門医と専攻医の違い
専門医と専攻医の違いは、専門医資格の有無です。
専門医を目指す研修期間の医師を「専攻医」、所定の専門研修プログラムを終え認定を受けて専門医資格を得た医師を「専門医」と呼びます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。資格を取るといっても種類や受験資格などいろいろあります。自分の興味やこれまでの経験でとれるものなど一度考えてみるのもいいかもしれませんね。