コラム2022/07/22
熱帯夜の過ごし方
気象庁では、熱帯夜を『夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上の夜』と定義しています。夕方から翌朝というのは、18時から翌朝の6時ごろまでを指すのが一般的です。
「熱帯夜」では体温が逃げにくくなり、さらに湿度が高いと汗も蒸発しないため、体温が下がりにくくなります。
寝苦しい夜には、このような背景があります。
熱帯夜の快眠法
室温は26~27℃に保つ
エアコンのタイマーは1時間程度にセットする。
寝る1~2時間前にエアコンをかけておけば、タイマーが切れても快適さが続きます。
除湿機能を使う
睡眠に理想的な湿度は60%前後といわれています。
適度な湿度が保たれていれば、気温が同じ30℃でも、寝苦しさは全く違ってきます。
寝具を選ぶ
麻は、熱がこもりにくい素材として知られています。
このほかにも、食事は就寝の2時間前までに終わらせる、また、ぬるめのお風呂に入る、軽いストレッチをする、部屋を暗くする、ハーブティーを飲むなど、気分をリラックスさせる習慣をつけることが大切です。
しっかりと水分補給
寝ているときには、平均約500ml、多いと1Lも水分が失われます。
のどが渇くと眠りが浅くなったり、熱中症になってしまったりすることもあるので、寝る前にはしっかりと水分補給をしておきましょう。
まとめ
眠りは、寝室環境だけではなく、体温リズムや入眠前の準備など、さまざまな要素によってつくられるものですが、高温多湿な夏は1年で一番眠りづらい季節です。
眠る仕組みを知ってできそうな生活習慣と環境の整え方から取り入れてみてはいかがでしょうか。