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「ラバーダッキング法」で悩みの解決を図りませんか?

コラム2022/06/29

「ラバーダッキング法」で悩みの解決を図りませんか?

あなたには今悩みがありますか?その悩みは何なのか、また悩みの正体が何であるのかを明確に説明できますか?

頭の中でつい悶々と悩んでしまうあなたには「ラバーダッキング法」をオススメします。

ラバーダッキング法とは?

ラバーダッキング法とは、問題が発生した際に、ラバーダックに悩みを話しかけることで、頭の中を整理し、問題の解決を図る方法です。

問題に遭遇したとき、一人で考え込んでいても一向に解決しなかった問題が、アドバイスを求めるために誰かに話すことで、案外その場で自己解決してしまった経験がある方は少なくないでしょう。

基本的にミスを自分自身で探すことは気が付きにくく、第三者に相談したほうが問題解決しやすいというのが一般的ではないでしょうか。

そして、これがまさにラバーダッキング法の効果です。

ラバーダックって?

ラバーダックはゴム製のアヒルの玩具で、幼児がお風呂に浮かべて遊ぶ姿を見たことがあると思いますが、あのアヒルの玩具です。

そんなものが問題解決にどう役立つのか信じられない方もいますよね。

話しかける相手はラバーダックでなくても、身近な物であればなんでも構いません。

例えばお気に入りのぬいぐるみや、ボイスレコーダーなどのアプリでも大丈夫で、声に出すのが恥ずかしいのであれば、話し言葉でテキストを作ってもいいでしょう。

明文化するメリット

問題を言葉としてアウトプットするとき、相手に伝える説明を意識することで、問題が明文化されます。

明文化されてしまえば、たとえそれが自分で書いたプログラムであっても、客観的に物事を見ることができるようになります。

また、人へ説明することは自身の理解度を測る物差しにもなり、うまく問題点が説明できない場合は、理解が不足していることが考えられます。

自身で書いたコードをブレイクダウンし、一つ一つの処理の目的を明確化し、メソッド間の繋がりや前提条件を説明できるようにアウトプットしていくと頭の中が整理され、それだけで問題の原因が見えてくることがあります。

さらに、こういった作業を繰り返すことで、説明する力のアップにも繋がります。

具体的にはなにをするのか

やり方は非常にシンプルです。

机の上など、目につくところにラバーダックを置きます。(ラバーダックが入手できなければ、小さなマスコットキャラクターでも可)

現在、頭を悩ませていることをラバーダックに向かって、声を出しながら話します。

ただこれだけのことですが、声に出して悩みを説明する過程で、「何について悩んでいるのか」「その解決策は何か」ということが次第に見えてきます。

まとめ

いつも悩みを聞いてくれる人がそばに居てくれればよいですが、このご時世ではリモートワークの方も多いためいつでも聞けるような環境ではなく、相手の都合なども考えれば難しいです。

ラバーダッキング法で身近な物に対して話しかけることで自己の考えを整理し問題解決を図ってみてはいかがでしょうか。