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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

知っておきたい!?~血管年齢について~

コラム2022/04/01

知っておきたい!?~血管年齢について~

日々生活をしていると、「今更聞きにくいな」とか「調べるの面倒だな」とか思うことありませんか?

このコーナーでは簡単に、なんとなく知っておけば役立つであろうお話をQ&Aで紹介させていただきます。

「血管年齢」という言葉を聞きました。どういったものでしょうか。

血管の機能や動脈硬化の度合いを、「○○年齢」としてわかりやすく表示したものです。

血管は、全身に血液を巡らせて酸素や栄養素を運び、老廃物などを集める働きをしています。

加齢に伴って、血管の持つしなやかな弾力性は徐々に失われ、硬くなったり内側が狭くなったりします。

このような状態を「動脈硬化」と呼び、脳卒中や心筋梗塞など様々な疾患の原因になります。

そのため、動脈硬化を防ぎ、血管を若々しく維持できれば、これらの疾患の発症を防ぐ可能性が高まります。

「血管年齢」とは、このような血管の機能や弾力性の度合を、わかりやすく「〇〇年齢」とあらわしたもので、健康に関する指標の一つです。

動脈硬化が進む原因としては、「高血圧」「脂質異常症」「喫煙」「肥満」「糖尿病」などが挙げられています。

したがって、血管の若さを維持するためには、まず生活習慣病の予防と治療に取り組むことが重要です。

血管の状態は、血管の機能や弾力性の検査で調べることができます。

また、赤血球や白血球、血小板などが毛細血管をスムーズに流れているかどうかを調べる検査もあります。

簡単なものですが、血管年齢チェックリストというのもあります。

協和発酵バイオの健康成分研究所HP

<判定>

  • 0~2つ

あなたの血管は実年齢以上の若さを保っていると見られます。

  • 3~5つ

血管年齢は実年齢と同程度。

健康な血管の維持を意識した生活を送りましょう。

  • 6つ以上

血管の老化がかなり進んでいる可能性があります。

生活習慣を見直す必要があるでしょう。

まとめ

血管の老化は、食事の改善や有酸素運動、十分な睡眠、禁煙など健康なライフスタイルを築くことで遅らせることができます。

気になる方は生活習慣を見直し、血管年齢を若返らせ、健康でしなやかな血管を手に入れましょう。

検査の詳細や費用など、気になる方はお近くの健診機関や医療機関に問い合わせてみてはいかがでしょうか。