コラム2019/06/05
認知症の数値目標、参考値に格下げ
認知症の数値目標、参考値に格下げ
先日、こちらで取り上げた内容ですが、6/4日本経済新聞によると、「認知症の予防に関する数値目標」を「参考値に格下」との発表がありました。
政府は認知症対策の新しい大綱に盛り込むことを提案していた予防に関する数値目標を取りやめる方針を固めた。5月に公表した大綱の素案では「70代の認知症の人の割合を10年間で1割減らす」など、初めて予防の数値目標を提示したが、参考値に格下げする。予防法は確立されておらず、当事者や家族が「予防できるという誤解を生む」などと反発していた。
(6/4日本経済新聞)
「参考値」に格下げされたとしても、認知症の予防に取り組むことは、これからの日本において重要なことにはいうまでもありません。
科学的根拠に基づいた「認知症予防」を確立させること、また、認知症が低下しても、地域で安心して暮らしていけるコミュニティを構築すること、この部分において、医療介護の専門職が果たすべき役割は非常に大きいと思います。