コラム2021/01/15
認知症予防に効果! 脳に良い「えごま油の摂り方」とは?
認知症予防に効果! 脳に良い「えごま油の摂り方」とは?
認知症の原因は、主に「脳細胞の減少」と言われています。高い健康効果で、最近人気の「えごま油」には 脳細胞を活性化させ、細胞の減少を抑制する働きがあるため、 認知症予防にも効果的であることが分かってきました。今回は、「えごま油」の摂り方や注意点を見ていきましょう。
「えごま油」が認知症予防に!
えごま油は、ごまの仲間ではなく、シソ科の植物です。えごまの種を絞って出てきた油をもとにして作られます。
えごま油は、「α-リノレン酸」という成分を豊富に含んでおり、 これを摂取すると、体内では別の栄養素へと変換されます。
※変換後の栄養素はどんなモノ?
● ドコサヘキサエン酸(DHA)
● エイコサペンタエン酸(EPA)
※脳の「神経細胞」を活性化させます。認知症は何らかの理由で脳細胞が減少し、脳が上手く機能しなくなる病気のことを指します。脳細胞の減少理由はハッキリしていませんが、 「ストレス・生活習慣」が関係していることが分かってきました。
ストレスが、脳細胞を死滅させる
虐待・災害・戦争などの、強烈な体験をすることでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した方は、 脳内の「海馬・前頭前野」が萎縮していることが分かっています。
原因は「強いストレス」によるもので死滅した脳組織は元に戻ることはありません。
「えごま油」の摂取量について
えごま油は男女によって推奨される摂取量が異なります。下記を参考にしてください。
※摂取量の目安(1日当たり)
● 男性は「2.6g以上」
● 女性は「2.3g以上」
※両方とも、小さじ1杯程度の量です。
えごま油の効果的な摂り方
□ドレッシングで、生のままで食べる
「α-リノレン酸」は熱に弱いためドレッシングなどで生のまま食べるのがオススメです!
□味噌汁・スープに加える
熱に弱い「α-リノレン酸」ですが、食べる前の味噌汁やスープに加えるのはOKです!
□その他のアレンジ
※和え物、おひたし、冷奴にかける
※納豆に混ぜる など
また、脳細胞の材料には「タンパク質」が必要となります。 そのため、「えごま油」を食べる時には「タンパク質」を一緒に摂るとより効果が期待できます。「タンパク質」「α-リノレン酸」の相乗効果で、脳細胞がより活性化されます。
えごま油を摂る際の注意点
「α-リノレン酸」を摂る際に注意したいのは、「リノール酸」の摂取量も、同時に抑える必要があるというという点です。
リノール酸とは?「リノール酸」を過剰摂取すると、細胞膜に悪影響を与え、脳細胞の死滅を促進することも。「えごま油」を摂取しても、「リノール酸」を多く食べると、効果が相殺されてしまいます。
リノール酸を含む食品
● ごま油
● サラダ油
● キャノーラ油
● ベニバナ油
● マヨネーズ
● マーガリン
● スナック菓子 など
これらの食べ物は、多量に摂取をしないように気を付けましょう!
まとめ
「えごま油」で認知症を予防するのなら、毎日摂取することが大切です。同時に、食生活についても見直しを行い、油分の多い食品を控えるようにしていきましょう。