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動物から搾取しない生き方“Vegan”~“Vegan食”を体験できるお店のご紹介~

コラム2020/12/21

動物から搾取しない生き方“Vegan”~“Vegan食”を体験できるお店のご紹介~

動物から搾取しない生き方“Vegan”~“Vegan食”を体験できるお店のご紹介~

皆様、“Vegan(ヴィーガン)”という言葉をご存じですか?昨今、アメリカやイギリスなどの欧米諸国を中心に、急激にVegan人口が増加しています。海外セレブなどもVeganを公言するケースも多く、流行を後押しする要因のひとつとなっています。
「気になっていた!」、「言葉は聞いたことがあるけど、よく知らない。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も先日、Vegan食を体験する機会があり、とても感動したので皆様にご紹介したいと思います。

そもそもVeganって何??

1944年にイギリスで“Vegan Society”が発足したときに”Vegan”という言葉ができました。元々あった”Vegetarian”という言葉の最初と最後の文字をとって“Vegan”という言葉になりました。
公式な定義は「可能で実用的な限り、動物からの搾取や、動物への残虐な行為を排除した生き方」とされています。
食生活だけではなく、生活の全てから動物由来のものを排除するという考え方が本来のVeganの考え方です。
食生活においては、肉、魚、卵、乳製品、はちみつの摂取をしません。衣類に関しては毛皮、ウール、革製品、シルクなどを身に付けません。化粧品などに関しても動物実験をしたものは使用せず、必ず“crueltyfree”のマークが付いたものを使用します。他にも動物のエンターテインメント(水族館、動物園など)にも参加しません。
このように細かなルールがありますが、根本にあるのは「動物から搾取しない」という考え方です。
…と、ここまでは“本来のVeganの考え方”です。このように「倫理・道徳」の観点から動物からの搾取を断って生活している人たちを昨今では“エクシルヴィーガン”と呼んでいます。
そうではなく、「健康やダイエット」を目的として、食生活のみにVeganを取り入れている人を“ダイエタリーヴィーガン”と呼び、どちらかというとこちらの方が一般的で、興味のある方、取り入れたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

Veganって本当に大丈夫??

一時期、ホリエモンこと堀江貴文氏が“Vegan不健康論”を発信し、話題となりました。この“不健康論”は動物性たんぱく質や動物性脂肪を十分に摂取しないことでたんぱく質が不足するという点を指している可能性がありますが、その後、様々な観点より、WHOが定めた健康の定義に従うと、Veganは少なくとも肉体的によい状態を損なうことはないとされています。ただし、食事を菜食のみにすることによってビタミンB12が摂取できないことには留意が必要です。

Veganってどんな効果があるの??

Veganの健康面の効果は様々な意見が飛び交っています。慢性疾患の予防につながる、お肉が発がん性食品に分類されていることか発がんのリスクを低下させるなどとも言われています。こちらに関しては非常に多くの研究がなされているため、また別の機会にご紹介致します。
しかしながら、例えば、フライドポテトばかり毎日食べていれば、いくらVeganだと言っても病気になってしまいます。
様々な研究から見て取れることは、日々の食生活に於いて、野菜や果物などのホールフード、豆類や全粒穀物などの植物性食品の比率を増やすことが健康にプラスであるということでしょう。

Vegan食を楽しめるお店「グレインズ」さんをご紹介

先日、名古屋市中村区にあるグレインズさんのVegan食のお弁当を食べさせて頂きました。「おからこんにゃく」で作ったかば焼きなどは味や触感もまるでお肉のようで大変驚きました。オーナーシェフの樋口さんは「もっと多くの人にヴィーガンを知って欲しい。とにかく一度食べてみて欲しい」と語っており、一般の食事と違和感なく食べられるお弁当はVeganを皆さんにお届けしたいという想いから樋口さんが試行錯誤をして行きついた味なのだろうと思いました。
時期的にもお店に直接行くことが難しい方も、お弁当の販売を買うこともできます。今後は宅配も行っていくとのことなので、気になった方は一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

店舗名:Organic Cafe & Dining グレインズ
住所:名古屋市中村区大正町2丁目26-1
営業時間:11:00-15:00(完全予約制)
18:00-22:00(完全予約制)
定休日:日・月・祝日
TEL:052-720-6616
http://greins-cafe.com/