コラム2020/11/10
呼吸だけでも適度な運動に!~やってみよう!スポーツボイス~
呼吸だけでも適度な運動に!~やってみよう!スポーツボイス~
運動する=体をある程度動かす場所が必要、そう思っていませんか?本日は、それこそ座りながら簡単にできてしまう、トレーニング方法をご紹介させていただきます。パタカラ体操のように発語は嚥下機能にもかかわってきますので、スポーツボイスも取り入れてみてはいかがでしょうか。
スポーツボイスとは
スポーツボイスとは、ビートの強い音楽にのせて体を動かしながら、声帯ストレッチや腹式呼吸に重点を置くトレーニング法のこと。プロの歌手が行うプログラムをもとに考案されたもので、誰でも気軽に楽しめる内容になっています。単に発声練習をするだけでなく、楽しく音楽に合わせて体を動かしたり、ストレッチや筋力トレーニングをしたりして気持ちのよい汗を流すことができるため、参加者の気分も盛り上がります。嚥下(えんげ)機能の向上や内臓脂肪を減らすことによる介護予防効果のほか、発表会に向けたグループ歌唱を通じて地域交流を深めることも期待されます。
誰が始めたのか
実力派ヴォーカリストである「歌う代表取締役」東 哲一郎が、本格的な発声の楽しさを一人でも多くの方に体験してもらいたいと、3年の歳月をかけて完成させたスポーツと音楽(発声法)をミックスさせたものです。
スポーツボイスの特徴とは
POINT01 摂食・嚥下機能に特化した新感覚ボイストレーニング
舌の動きや唇のチカラなど、お口周りの筋肉を使って行うトレーニングなので、子供からお年寄りまであらゆる世代の人が同じ条件で楽しめます。意外なあの人がトップシンガーになるかも?
POINT02 医療機関と一緒に内容を開発
東 哲一郎がLAで得たボイストレーニングのノウハウに医師・看護師・理学療法士など、医療・福祉に関係する知見を合わせてレッスン内容を開発しています。ただ楽しいだけでなく、歌の練習を楽しむうちに自然と摂食嚥下機能のトレーニングができる仕組みです。
POINT03 地域の方々と一緒に運営
「スポーツボイストレーニング」は、医療や福祉、地域づくりに関心のある地域の方とともに運営します。開催に向けた準備や運営に関わる中で、地域を見る目を養い、多様な人々とふれあうきっかけを作ります。
POINT04 みんなで地域の資源や健康課題を考える
地域固有の食文化・暮らしのあり方・ライフスタイルに合わせて、地域をより良く知るためのフィールドワークを行ったり、新しい競技を開発して、地域オリジナルのご当地版「スポーツボイス」を展開します。
スポーツボイスにかかわる出来事
長野県松本市は、定年後に閉じこもりがちになる男性高齢者を対象に、社会参加や仲間づくりをうながすことを目的とした「スポーツボイス大学院」を開催しています。
まとめ
動画を調べてみるとあまり多くは出てきませんが、ハミングと動作だけでオッケーというのもありました。( https://www.youtube.com/watch?v=1Tnh3bNtMMU)
最近は声出しをあまりしたくない環境かと思いますが、ハミング程度だったらいかがでしょうか。コロナ禍における運動不足解消の一案になれば幸いです。