MENU

医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

マスク着用による弊害にご注意を

コラム2020/10/07

マスク着用による弊害にご注意を

マスク着用による弊害にご注意を

皮膚炎予防には肌に優しい素材を選び、 こまめな保湿ケアを

新型コロナウイルス感染拡大予防のため、マスクの着用が日常化してきていますが、一方で弊害も見られることがあります。マスクを着用していない時に比べると心 拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなどのデータがあり、身体に負担がかかることが ありますので、注意が必要です。長時間マスクを着用するために、接触する口周りや頬 に湿疹が発生することもあります。
また、マスクの中は水 蒸気により皮膚が蒸れた状態ですが、マスクを外すと逆に乾燥の原因となってしまいます。マスク装着前に保湿 クリームを塗るなどのスキンケアを行い、口周りの汗や 汚れをこまめに拭き取ってください。不織布タイプのものではなく、綿やシルクなど自然素材のマスクを選ぶのもよいでしょう。

屋外で他人と十分な距離がある時は マスクを外しましょう

マスクの着用は、自分から相手への飛沫感染防止が目的です。いつでもどこでもマスクを着用しなければならないという義務ではありません。したがって、屋外で他 人と2m以上の十分な距離がある時は、マスクを外しましょう。 マスク着用時には水分補給もしにくくなり、体温調節もしづらくなります。激しい運動を避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう。