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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

ご存知ですか?脳卒中再生医療」について

コラム2020/07/09

ご存知ですか?脳卒中再生医療」について

ご存知ですか?脳卒中再生医療」について

再生医療については、平成26年9月に、世界で初めてiPS細胞を用いた移植手術が行われるなど、着実に成果を上げていますが、脳卒中再生医療は、脳出血や脳梗塞の後遺症で苦しむ方への新たな治療法としても、近年注目を集めています。今回は、脳卒中再生医療についてご紹介いたします。

「脳卒中再生医療」とは

厚生労働省より認可を取得して行う治療方法です。個人の骨髄幹細胞を使って、脳梗塞や脳出血で失われてしまった機能を改善させる治療です。
具体的には、「血液の採取→骨髄液の採取→幹細胞の培養→幹細胞の投与」を行い、培養して点滴で体に投与する骨髄幹細胞は血管や神経を修復します。この機能を用いて、脳卒中で傷んだ神経や血管を再生させ、脳卒中の症状を改善しようという治療法です。

治療により期待できる効果

身体機能の回復

血流が良くなることで筋肉の動きを助け、動かなかった部位が動くようになる、痛みが軽減するなどがあります。

リハビリ効果を高める

再生医療の治療のみ行うのではなく、身体の状態や状況にあったリハビリ治療を並行して行うことで、より高い効果が期待できます。ただ、現在のリハビリ治療の現場では、「再生医療」についての理解が進んでいないケースも多く、「新しい治療」としてリハビリ現場からは敬遠されがちな治療でもあります。

再発予防に

脳卒中を起こしてしまった部位だけではなく、今現在、多少傷ついているが脳卒中を引き起こすまでに至っていない血管を、今後脳卒中が起きにくいようにきれいに修復することは、脳卒中の再発予防にもつながります。傷みかけている血管を直接修復できうる方法として注目されています。

副作用は?

自身の幹細胞を採取し培養を行う治療のため、副作用はほとんどありませんが、まれに投与後に微熱や投与部位の「かゆみ」や「発赤」などが出ることがあるという報告はあります。

 費用?

現在のところ、保険は適用されず、全て自己負担となります。医療機関によって異なりますが、100万~400万という範囲が多いようです。詳細を知りたい方は、厚生労働省のリンクから各医療機関に直接お問い合わせください。
厚生労働省HP:届出された再生医療等提供計画の一覧
https://saiseiiryo.mhlw.go.jp/published_plan/index/1/2

まとめ

今回は、脳卒中再生医療についてご紹介させていただきました。自費診療という枠組上、どうしても費用が高額になり、「受けたいけど受けられない」、「富裕層のための医療」という批判も当然ありますが、選択肢が増えることや医療の進歩は、人々の生活がより豊かになる一助になるのではないでしょうか。
再生医療についてご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、以下webサイトより
セミナーのご案内をご覧下さい。
https://saiseiiryou.clinic/seminar202007/