よくある質問
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親の退院に伴い、自宅で介護することになりました。自宅の環相談者より境を整えようと思うのですが、利用できる制度はありますか?
高齢者介護や認知症について、ベテランケアマネージャーが皆さまの疑問にお答えします。
住宅改修は介護をする方にもされる方にもメリットがあります。うまく制度を利用しましょう!
住宅の環境整備を補助するための介護保険の制度として、①住宅改修 ②福祉用具貸与 ③福祉用具購入の3つがあります。
①住宅改修在宅の要介護者・要支援者に、介護認定度にかかわらず、一人あたり20万円を限度として補助される制度です。書類審査が通れば本人の介護負担割合で14~18万円まで支給されます。
ポイント:・申請に必要な書類があるので、住宅改修を始める前に、ケアマネージャー、いきいき支援センターの職員などに相談の上、市区町村の役所に申請する・限度額は1度に使い切る必要はなく、分割で利用することもできる引っ越しや要介護度が上がった場合再度支給される
②福祉用具貸与住宅改修ができない住宅にお住まいの方には、段差解消用具や手すりなどの据え置き型の福祉用具を借りることができます。置く場所を考えられてケアマネージャー・いきいき支援センターの職員などに相談するのが良いでしょう。当人の介護負担割合額で借りられます。
ポイント:介護認定度により利用できるものが異なるので注意
③福祉用具購入4月~翌年3月までを1年とみなして、上限額が10万円までの介護負担割合額で購入できます。4月になればリセットされて、また1年間は10万円までは介護負担割合額で購入できます。介護認定度により利用できるものが異なりますので注意が必要です。
ポイント:購入額が10万円を超えた場合は10割負担となるため注意
こういった環境整備は介護する方・される方のどちらにとっても重要です。介護される方が安全、安心して自立した生活を送ることができるという点を重視するのはもちろん、介護する方の動きやすさや、負担なく介助できるか、といった視点も必要です。ケアマネージャー・いきいき支援センターの職員などに相談しながら制度を利用して、お互いが無理のないように生活していけるように環境を整えられると良いでしょう。
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