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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

よくある質問

  • 認知症の母を連れて買い物に行くと、いつも同じものを欲しがります。どのようにサポートすればよいでしょうか?

    高齢者介護や認知症について、ベテランケアマネージャーが皆さまの疑問にお答えします。

    孫や友達のプレゼントを買うつもりで買い物に連れて行ってあげましょう!

    買い物は認知行動療法として非常に効果的です。買い物での行動を見てみると①買う物と予算を決める ②実際に商品を見て選ぶ ③買う物の合計金額を計算する など考えることが多く、歩くことで足 腰を鍛えることもできます 。ですので 、一 緒に買い物をすることはお 母さまにとっても非常 に良いことだと思います。

    認知症の人が同じものを欲しがるのは、記憶力と判断力の低下によるもの。本人にとってはそれが必要だと思って手にしているため、無理にやめさせようとするのは難しいでしょう。それよりも、本人に気づかれないように棚に戻す、お店に事情を話して購入後に返品させてもらうといった対応をした方が、お母さまにとってストレスになりません。むしろ、欲しがるものを抑制するよりも、買い物のテーマを決めて取り組むことを お す す めします 。たとえ ば 、孫 の た め の お 菓 子 を 買う、友 達 の プ レ ゼントを買うというように、他人のための買い物を提案してみてはいかがでしょうか?

    孫や友人の顔を思い浮かべながらの買い物となり、想像力のトレーニングになるかと思います。買い物はストレス発散にもなりますので、工夫を凝らして、ぜひお母さまに楽しい思いをさせてあげてください。

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