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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

よくある質問

  • 遠方で暮らす母が入院し、退院後の介護について検討を始めましたが、私自身は仕事で現在地を離れることができません。遠距離介護と仕事との両立ができるか心配です。

    高齢者介護や認知症について、ベテランケアマネージャーが皆さまの疑問にお答えします。

    最新技術での見守りや、利用できる支援やサービスを最大限活用しながら両立を

    コロナ禍によりテレワークやオンライン学習などが当たり前のものとなり、私たちの生活に変化がもたらされたように、人とインターネットをつなぎ、人と人をもつなげる技術であるICT化の波が介護業界にも到来し、急速に進化を遂げています。

    例えば、見守り。AIや赤外線センサー、通信機能などの最新テクノロジーが搭載されたエアコンやベッド、照明機器などを導入することで、それらの使用状況から遠隔地でも見守りや健康管理を行うことができるようなシステムが次々に登場しています。実際にあった事例として、一人暮らしの母親の様子を見守るために室内にカメラを数カ所設置し、自宅や仕事場から様子をチェックしていた方が、転倒したお母さまを素早く発見して119番に通報でき、大事に至らずに済んだというケースが報告されています。高齢者介護や認知症について、ベテランケアマネージャーが皆さまの疑問にお答えします。

    導入するためには、Wi-Fiやネットワーク環境を整備するといった事前準備が必要となります。ご高齢の方はIT機器に苦手意識を持たれる方も多いのでサポートが必要にはなりますが、そのハードルを乗り越えると、利便性や安全性が増し、遠距離介護のしやすさや安心感がぐっと向上するはずです。

    ご両親の今後の生活を思うと不安もあるかもしれませんが、ご紹介した通り、これからの新しい時代の介護方法として、遠距離介護の利便性は確実に高まっています。まずは最初の窓口となる地域包括支援センターや専門職であるケアマネージャーへ適宜相談をしつつ、関係者と“ともに親を介護していく”という協力体制を築きながら、無理のない方法を探っていきましょう。

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