よくある質問
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要介護3で重い糖尿病を患っている父の介護で自宅を空けられないため、家 族で出かけることはもちろん、やりたいこともできません。い つまでこのような 生 活 が 続くのでしょうか 。
高齢者介護や認知症について、ベテランケアマネジャーが皆さまの疑問にお答えします。
■介護疲れを軽減させるために「レスパイト入院」を上手に利用しましょう
お父様が重度の糖尿病と要介護3ということですから、出かけることもままならず大変つらい状況ですね。息抜きができず、ずっと自宅で介護する生活が続くと心身に支障をきたす可能性があり、健康な状態とはいえません。介護支援のスペシャリストであるケアマネジャーに不明点や疑問に思ったことを納得のいくまで相 談して、サポートしてもらえるような環 境づくりをしていきましょう。
ショートステイ(短期入所生活介護)では、生活面の介助を中心に代行してくれますが、医療的なサポートは引き受けてもらえません。医療的ケアが必要な場合、介護老人保健施設や療養病床のある病院・診療所での医療型ショートステイ(短期入所療養介護)や看護小規模多機能型居宅介護でのレスパイトケアの利用がおすすめです。レスパイトとは「休息」や「息抜き」の意味で、介護者に休息を取ってもらうことを目的にしています。介護する側・介護される側双方にとってレスパイトケアを利用することは、身体的・精神的な負担の軽減につながります。
もしくは病院などの医療機関でのレスパイト入院という選択肢もあります。レスパイト入院は、医療保険で短期入院できる制度なので、急変時に対応してもらえます。投薬やリハビリなどを中心としたサービスのため、医療処置が必要な方にとって安心できますね。病院によって受け入れ条件が異なりますので事前に調べておきましょう。
どちらの受け入れにしても、基本的に予約制で当日の受け入れを行っていないところがほとんどです。申し込みをしても2~3カ月先まで予約が埋まっている施設もあります。希望する施設が決まったら早めにケアマネジャーに連絡し、日にちに余裕を持って予約を入れてもらうようにしましょう。
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