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医療法人豊隆会ちくさ病院在宅医療

よくある質問

  • 7歳と2歳の子を育てながら、要介護1の足が不自由な父親の介護も行っています。介護と育児で1日が終わってしまい、自分の時間がなくつらいです。

    高齢者介護や認知症についてベテランケアマネジャーが皆さまの疑問にお答えします

    ■1人で抱え込まず一 時 保育や、デイサービスで負担を減らしましょう

    女性の晩婚や出産の高齢化が進む中で、子育てと介護を同時に行う「ダブルケア」に悩む人が増えています。十分な休息の時間がない、ダブルケアの状況を相談できる人がいない、金銭的な負担が大きいなど、身体的・精神的・経済的につらい状況かと思います。核家族化の影響などで1人にかかる介護負担は年々増加しており、介護者と介護される側が共倒れになることもあります。あなたもお父さまもご家族もいきいきと自分らしく暮らせるように、自治体のサービスも含めて活用していきましょう。

    育児と介護の二つの問題を抱えているため、相談したくてもどこにすればいいのか悩んでしまいますね。残念ながら、ダブルケア専門の相談窓口は全国的にまだ多くはないのが現状です。まずは、地域包括支援センターで今の状況を相談してみてください。あなたが利用できるサービスがないか考えてくれるはずです。お父さまを介護する時間だけでもお子さまを預けたいということであれば、一時保育を利用するのも手です。ただし、非定型保育や緊急保育など利用形態によって利用できる回数が異なったり、対象年齢が変わってくるので、施設にしっかりと確認しましょう。介護の負担を減らしたいのであれば、デイサービスの利用をおすすめします。デイサービスでは機能訓練が受けられるため、お父さまの身体機能の維持にも効果的です。

    相談相手が欲しいのであれば、同じ状況の方で集まって悩みを打ち明けたり、情報収集ができる「ダブルケアカフェ」というものもあります。お住まいの地域で開催されていない場合は、オンラインで開催しているイベントもあるので 参 加してみましょう。人とつながりを持ち、1人ではなく仲間がいると感じることで介護や育児への向き合い方が変化するかもしれません。少しでも心が休まり、負担が減るようになるといいですね。

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