よくある質問
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医療機関変更希望による訪問診療介入
<症例>
男性 86歳
<住所>
名古屋市南区
<家族構成>
妻、娘(小学生)の2人暮らし
<保険情報>
後期高齢者医療保険 1割負担
福祉給付金資格者証
介護保険 要介護4
<疾患>
COPD B型肝炎 肝硬変
<導入の経緯>
転院経緯: 2023年10月にN大学病院で呼吸器内科でCOPD、大腸腺腫、原発性胆汁性胆管炎疑いに対する加療後、リハビリ目的でK病院へ転院。
退院後も臥床生活が続き、右下肢疼痛増悪を認める。
別の医療機関の訪問診療を受けていたが、Drとの関係が良くなく訪問切り替え希望で介入となった。
<導入後の経緯>
蜂窩織炎疑い: 右足蜂窩織炎の診断を受け、抗生剤治療への反応が乏しく、内服治療を選択。
生活状況: るいそう顕著、ADL低下、自立歩行困難、排尿はし瓶対応。
食事は妻の料理とエンシュア1缶。
治療へのこだわり: 治療方法に強いこだわりがあり、医療への不信は見られないが、原因について調べて説明することが重要。
重要事項
患者のこだわりと態度: 治療に関しては患者本人の希望が強く、家族との関係においても細やかな配慮が必要。
特に、長女がヤングケアラーとして介入している可能性があり、家庭内でのDVに近い問題にも配慮が求められる。
介護サービス: 要介護4、訪問看護と福祉用具が提供されているが、患者のこだわりからサービスの利用が減少傾向にある。
介護支援計画の変更が予定されている。
急病・急変時の対応: 入院は基本的に希望せず、急変時の看取り方となる。
初診時の印象となるがある程度納得感が得られればこちらの指導への受け入れも期待はできそう(内服コンプライアンスもよく、医療自体への不信があるわけではない為)。
原因について調べたうえで都度説明、治療に当たるという流れを通常以上に意識して今後介入していく必要性がありそう。
<医療処置>
無し
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