よくある質問
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長期受診歴がない方への訪問診療介入
<症例>
女性 73歳
<住所>
名古屋市千種区
<家族構成>
夫と2人暮らし
<保険情報>
後期高齢者医療保険 1割負担
介護保険 未申請
<疾患>
不明
<導入の経緯>
同居の夫からの依頼で本人は長期受診歴がなく、介護保険も未申請。
ここ最近ADL低下が顕著であり、通院困難の為当院訪問診療介入となる。
主治医意見書の記載、ケアマネジャーの調整も当院で対応となる。
<導入後の経緯>
既往歴:特になし(耳がやや悪い自覚あり)
アレルギー歴:なし
予防接種歴:
– 3年前に新型コロナワクチン接種後、意識消失歴あり。
– インフルエンザワクチン未接種。
内服歴:なし
症状と経過
2023年から:足の不自由さが顕著となり、外出が困難。転倒歴あり。現在は自宅で伝い歩きのみ。
2024年春頃から:動作の開始に時間がかかる症状が進行。
身体所見
バイタルサイン:
– BT:37.0℃
– HR:64 bpm
– BP:182/100 mmHg
– SpO₂:97%
意識:清明、受け答え良好。
胸部:心雑音あり、呼吸音清。
腹部:平坦、軟。
下肢:浮腫なし。乾燥あり、白癬菌陽性。
特記事項
歩行障害:すり足歩行が顕著。
– 動作開始に時間がかかる。
– 下肢挙上困難、表情の乏しさ。
– 上肢の固縮は軽度、安静時振戦は明らかではない。
認知機能:短期記憶の低下を認め、認知機能障害の疑いあり。
疑われる疾患
パーキンソン症候群(パーキンソンニズム)
小脳失調症
神経難病の可能性
今後の対応
総合病院での精査が必要と判断。
M病院神経内科への受診を調整済み。
– 地域連携室へ連絡済み。
– 夫に紹介状を手渡し、病院へのFAX予定。
支援の依頼:CMに調整の手助けを依頼。
<医療処置>
無し
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